今日はPCでのちょっとした時短術。
右クリックをもう少し活用しましょう、というお話しです。
目次
右クリックしてマウスで選んでませんか?
ウィンドウズで右クリックは、
クリックする対象のものに対してどのようなアクションを起こすのか、というメニューが
表示されるのが基本となっています。
ですから、どんなアプリでもとりあえずわからなければ、対象の上で右クリック。
必ず解決するわけではありませんが、結構解決の糸口が見えたりもします。
そんな右クリックですが、
みなさん右クリックしたあと表示されたメニューのうち、
該当するところまでカーソルを動かして左クリックして
アクションを指示していませんでしょうか?
しかし、マウスカーソルは便利なようで
小さい的(マト)に当てるのは意外と苦手です。
そこで、右クリックしたあとに表示されるメニューの
それぞれのアクションの右側に表記されている一文字のアルファベットに注目です。
右クリックしたあとキーボードでこのアルファベットを入力すると、
そのアクションが行われます。
実際にやっていただいたらすぐわかりますが、
私が好んで使っているものをご紹介。
・フォルダ作成
通常、フォルダ作成した場所で
右クリック→新規作成→フォルダー
という順番で選んでフォルダ作成をするかと思いますが、
右クリック→X→F
で一瞬でフォルダ作成です。
・ファイル等の削除
ファイル等を削除する場合、
削除したいファイル等を左ドラッグアンドドロップでゴミ箱に捨てる、
というのが一般的かと思います。
しかしデスクトップが散らかっている場合、
ゴミ箱を探すのも面倒ですし、
散らかって無くてもゴミ箱まで「よいしょっ」と持っていくのも面倒です。
これも、対象のファイル等を
右クリック→D
で一瞬で削除完了です。
削除したものはゴミ箱の中に入ってますから、全く同じ効果が得られます。
・名前の変更
ファイルやフォルダの名前の変更って、地味に面倒じゃないですか?
いったん左ワンクリックで対象のものを選んで、
その後名前の上でもう一度左クリックすると名前の変更ができますが、
名前の部分って意外と的が小さいことと、
左クリックを二回繰り返すので、
その間隔が短すぎるとダブルクリックと認識されてファイルが開いてしまいますよね。
だからこそちょっと余分目に待たないといけないのが、
余計に面倒です。
そんなときはこれ。対象のファイル等を
右クリック→M
これで名前変更になってくれます。
ファイルが開いてしまってイラっとすることがなくなります(笑)
・印刷
これは右クリック技でもありますし、案外使ってない方が多い便利機能です。
ファイルの内容を加工してから印刷する場合はもちろん、
一回開いて加工してからそのアプリ内で印刷、ですが、
加工する必要が無い場合、対象のファイル等を
右クリック→P
で直接印刷ができます。
プリンタの選択はできませんので、
通常使うプリンタに印刷されることになります。
PDFのファイルとかは加工する前提はあまりないでしょうから、
内容がわかっているものについては、一度開いてから印刷とするより
直接右クリック→P の方が圧倒的にシンプルです。
もちろんフォルダを右クリックしても印刷はメニューに表示されませんし、
そのほかファイルの種類によって印刷できるものと出来ないものがあります。
ワードやエクセルも直接印刷できますので、一度お試しあれ。
アプリごとにもいろいろ便利。
前述したものは、ウィンドウズ全体での統一事項ですが、
アプリごとにそれぞれ独自の設定がされていますので、
よく使うアプリではこれを覚えておくととても便利です。
もちろんショートカットが設定されているものはそっちの方が早いことが多いので、
まずはショートカット優先ですが。
例えばエクセルの「セルの書式設定」
これ頻繁に使用しますよね。
これも右クリックして「セルの書式設定」までカーソルを持っていくのではなく、
右クリック→F
で一瞬です。
このようなものがアプリごとにありますから、ぜひ活用してみてください。
私はドキュワークス(ペーパレスアプリ)を日常的に使用しているのですが、
右クリック→S で「書類をばらす」
右クリック→G→R(or L or V) で「書類の右回転(左回転、180度回転)」
右クリック→R→A で「名前の順番に整理」
など、めちゃ便利です。
右手がマウス、の場合の左手のホームポジション
基本キーボードのホームポジションは、
それぞれの人差し指が左手はF、右手はJ、ですよね。
しかし普段は右手はマウスの上にあることが多いでしょう。
そしてこのときでも左手は通常と同じホームポジションに置いていると思います。
ですから右クリックの後、左手で操作するキーで解決するものは、
基本的に右クリック+キーで行う方が便利です。
右クリック+O とかいうものをあったりしますが、
左手の移動が大きいのであまり実用的ではなく、私は使いません。
そして右手でマウスを使用するときの左手のホームポジションですが、
人差し指は通常通り「F」、
そして小指は「TAB」
に置いておくのが正解だと思います。
TABキーは、なにげに便利です。
例えばいろんなアプリを使用していると、
下の図のような小さなウィンドウが開くこと、多いですよね。
こんなとき「保存」をわざわざクリックしなくても、
Enterキーを押すと保存されます。
そしてTABキーはそれを押す都度、候補が切り替わります。
この例の場合は、
「保存」→「保存しない」→「キャンセル」と候補が切り替わるので、
「保存しない」を選ぶ場合でも、
カーソルを「保存しない」に持っていくより、
一回TABを押して「保存しない」に切り替えてEnter
の方が素早くできます。
実はこの例の場合はショートカットが割り振られているので「N」を押すのが一番早いのですが、
それがない場合は「TAB」で切り替えるようにしましょう。
こんな場面が意外と多いですから、私は誰に教わるでもなく、
マウス(私の場合トラックボールですが)を使っているときの左手小指は
TABに添えられるようなクセが自然とつきました。
でも後になって調べてみると、結構いろんな人がそのようにしており、
どうやらこれが正解、です。
前述の通り、カーソルを動かすこと自体は簡単でも、
カーソルを的に当てるのは何気に不便です。
ですからショートカット・右クリック+キーなど、
活用できるものは少しずつ身につけていきましょう。
PCを使う機会の多い人は、間違いなく時短につながりますから。