ショートカットキーを身につけよう。

時間をできるだけ節約したい私は、
PCのキーボードを使用するときのショートカットキーも大切にしています。

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マウスは自由なようでいて、意外と不自由。

普通にPCを使っている方は、
文字入力以外の操作は基本的にほとんどなんでも
マウス(またはタッチパッド)で片付けていると思います。

しかし、マウスにしてもタッチパッドにしてもトラックボールにしても
これらは意外と不便なのです。

操作したい内容によって異なりますが、
マウスで何かアクションする場合には、
①操作したい対象までカーソルを持って行く
②クリックする
③動作させるという3段階。

しかしショートカットは、
キーボードを叩く、ワンアクションです。
何かを押しながらどれかのキーを押す、という意味ではツーアクションですね。
それでも、やはり圧倒的に早いです。

ふと、マスターキートンに出てくるナイフ使いのセリフを思い出しました。

拳銃の方が、ナイフより速いと思っているんだろう。
だが、拳銃はデリケートな道具だ。
弾が出ないかもしれないし、思い通り、的に当たるとは限らん。
おまけに拳銃は、抜き、構え、引き金を引くまで三動作(スリーアクション)、
その点ナイフは一動作(ワンアクション)で終わる。
この距離なら、絶対に俺が勝つ
どうする? それでもやってみるかね?

MASTERキートン 勝鹿北星 原作/浦沢直樹 画 「狩人の季節」より

めちゃ余談のようでいて余談ではありません。
まさにそういう話しです。命はかかってませんが。

一番有名な「コピペ(コピーして貼り付け[ペースト]の略)」のショートカットを
イメージしていただけたらと思います。
あまりふだんショートカットを使われない方でも、
これだけは使っておられる方が多いと思います。

ショートカットキーというのは一回一回はほんのちょっとした時間節約に過ぎませんが、
1日で何回それを使う機会があるかというその積み重ねで考えると、
それは非常に大きな差となって現れます。

よく使う基本ショートカット

極めて基本的なものから、身につけておくべきオススメショートカットをいくつかご紹介します。

ctrl+c(コピー)、ctrl+v(貼り付け[ペースト])

これは説明するまでもないかもしれません。
しかし右クリックして、コピーを選んで・・とか普段されてる方は、
最低限でもこれは使えるようになりましょう。
ショートカットを始める入り口の入口ですね。

ctrl+x(切り取り)

コピペはするけど、切り貼りする場合の切り取りはなぜか右クリックで・・
という方が結構おられます。
コピペと同じように、
切り貼りは、ctrl+xの後、ctrl+vです。

ctrl+p(印刷)

これは開いているアプリによってできるできないがありますが、
多くのアプリで、今開いているものの印刷ができます。
ブラウザはもちろん、エクセル・ワード、その他結構多くのアプリで使えますので、
とても便利です。
「このアプリではctrl+pで印刷してくれるな」
ということが体に沁みついていると、
いちいちカーソルを印刷に持って行って、
とかいう手間が省けます。
「印刷しますか」のようなウィンドウが開くアプリでは、
「OK」までカーソルをもっていくのではなく、Enterキーで一発印刷。

alt+ tab(ウィンドウ切り替え)

これは知っておくととても便利です。
デュアル(またはトリプル)ディスプレイの場合には使用頻度が下がりますが、
ノートパソコンで外でお仕事、などの場合に、複数のアプリを開いている状態で、
そのアプリを切り替える都度、下のタスクバーのアイコンをクリックして、
というのはとても面倒ですよね。
alt+tabを押すと、今開いているアプリのうち直前に見ていたアプリに切り替わります。
2つのアプリを行ったり来たり、というときには、思いっきり重宝します。
また、alt+tabを押した後にaltだけを押しっぱなしにしてtabから指を離すと、
今開いているウィンドウの一覧が見られます。一度やってみてください。

windows+上(アクティブウィンドウの最大化)

今アクティブになっているウィンドウを、最大化します。
ちなみにwindows+下で最小化します。
最大化・最小化のボタンは割と小さくてマウスで狙いを定めるのは意外に面倒です。
ですから、身につけると結構便利です。
他にもwindows+右 or 左で、ウィンドウが画面の右または左側半分に収まります。
2つのウィンドウをきれいに二つ並べたいときなどに使います。

windows+shift+上(アクティブウィンドウを上下いっぱいに)

これも先ほどの類ですが、ウィンドウが上下一杯に広がります。
最近、超ワイドサイズのモニタが登場していますので、
普通に最大化すると、とんでもなく最大化してしまいます。
そんな場合にはこれ。
上下幅だけが最大化してくれます。

ctrl+F(検索)

これはアプリによるんですが、
比較的いろんなアプリで検索窓が開いてくれます。
特にブラウザやoffice系アプリ、PDFなどで活躍します。
わざわざマウスで検索を選択しなくても、
ctr+f →検索文字→Enter で検索完了です。

ctr+s

これもアプリによりますが、多くのアプリで「保存」をしてくれます。
office系では上書き保存となるので、
ときどきこれを押すクセをつけておくと、
「いきなりPCがフリーズして、時間をかけて作成したエクセルがなかったことになった!」
というトラブルを防ぐことができます。

まだまだ紹介したいものはありますが、キリがないのでいったんこの辺で。
やや高度なものは、また改めて紹介する機会もあろうかと思います。

ショートカットを身につける方法

こんなにいろいろ便利なショートカットキーですが、
なかなか身につけるのって大変です。
「あのショートカットってどうするんだっけ・・」
ということが結構あるかと思います。

そんなときは、一つ一つ的を絞ってやっていくことです。
「今週は、徹底的にこのショートカットをマスターする!」と決めて
それを意識的に使い続けるのです。

私、はじめて社会に出た若かりし頃、敬語がすごく苦手で、
そのときにこの手段で身につけた記憶があります。

そうやって一個一個取り組んで行けば、
2か月ほどで10個くらいのショートカットが使えるようになります。

今の時代(今に始まったことではありませんが)、
PCが使えなければ仕事になりません。
それをどれだけ効率的に使うかで、できる仕事量は大きく変わってきますので、
経営者から事務のパートさんまで幅広く、
ショートカットを身につける意味というのはとても大きいものです。

ショートカットだけでなく、
「右クリック+〇」というのもPCの時短に大きく寄与してくれます。
これについてはまた日を改めて。

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