自動車を運転している時間というのは、
基本的にあまり何もできない時間です。
そんな時間をどう活かすのか、考えてみましょう。
車の運転ですから、安全運転を心がけることは大前提として。
思った以上にかかっている、移動時間
うちの事務所では、どんな仕事に対してどれだけの時間を要したのか、ということを
事細かにデータとして取るようにしています。
時間データを細かくとり過ぎるとしんどくなりますので、
「どれだけ」という部分に関しては神経質になり過ぎないようにしています。
しかし、データの「区分」については
その分細かく設定しています。
その中で「移動時間」もデータとしてとっているわけですが、
実際にデータを集計してみると、
なんと、年間170時間も移動に費やしていることがわかりました。
週40時間の勤務と考えたときに(実際にはもっと仕事してますが)、
1年のうち約1か月余りは移動時間、ということになります。
しかもほとんど車ですから、
電車とは違ってその時間はほぼ死んでしまっていました。
これはあまりにもったいないということで、
まずは移動時間を減らすべくいろいろと工夫をしてきたのですが、
どうしてもある程度の移動時間は残ってしまいます。
そしてこんな「リモート」の世の中だからこそ、逆に、
場面によっては直接会いに行くということの価値が
これまでよりも高まったと考えています。
これにより、
移動時間を「減らす」ことを追求することはこれまで通り必要なことですが、
移動時間を「生かす」ということも、
これまで以上に大切なこととなったように思います。
そんな中で、死んだ時間を活かすために、
いろんな取り組みを行っています。
ニュースなどを見る(聴く?)
私は日頃あまりテレビを見ません。
基本的にNHKとテレビ東京の経済系番組くらいです。
今は「オンデマンド」という非常に便利なものがあり、
お金を払えば好きな時間に好きな番組を見ることができます。
特に今、継続的に見ているのは、
・WBS
・ガイアの夜明け
・カンブリア宮殿
・都会を出て暮らそうよ BEYOND TOKYO
あたりでしょうか。
オンデマンドには、見たいときに見られるというだけでなく、
・倍速で見ることができる(だいたい1.5倍速で見ています)
・ダウンロードしてipadなどで持ち運べる
といったような便利さがあります。
その機能を活かして筋トレなどのときに、見ているわけですが、
運転中にもこれを活用させてもらってます。
見たい番組をダウンロードして、それを運転中に流すのです。
もちろん運転中は画面を見られませんから、
画面を伏せた状態で音声だけです。
WBSはニュースですから音声だけで充分ですし、
それ以外の番組は一度見て気に入ったものを
再インプットするために流します。
一度見たものであれば、音声だけでも十分です。
ブログを書く(しゃべる?)時間にする
以前にも書きましたが、
ブログは直接キーボードで打つこともありますが、
時短のために内容によっては音声入力をすることもあります。
「この内容であれば、さらさら出てくるな」
と予測できるものについては、
運転中に音声入力でしゃべりながらブログを記録していきます。
もちろん運転中ですからそれほどしゃべる方に集中するわけにいきませんので、
通常の音声入力のときよりも断然スピードは落ちます
しかしそれでも、運転中の時間の活用としては、なかなかのものです。
街中ではさすがに危ないので、
高速道路の運転中に限定しています。
眠気にも襲われにくいという副産物もあります。
本を読む(聴く?)
iPadやiPhoneには、
kindleの内容を読み上げてくれる機能があります。
これは結構便利です。
読むスピードも自由に設定できますので、
本の内容に合わせて調節できたりすることも可能です。
amazonの提供しているaudibleとは異なり、とても無機質ですので
小説などにはあまり向かないかもしれませんが、
情報をインプットするための読書については、これで充分です。
淡々とどんどん読み上げてくれるので、
500ページを超えるような、リアルな本だとその分厚さで気が遠くなりそうなものでも、
案外さくっと聞き終わります。
本を読むことが苦手な方にもオススメな手段です。
具体的な手順などは、
またブログネタに困ったときなどに書くかもしれません(笑)。
ゆっくり運転する
そうは言っても、
運転が好きな人もいるかと思います。
私もそれほど好きなわけではありませんが、
それほど苦にするタイプではありません。
運転することが好きで、
その時間が自分にとって、ストレス解放の時間とすることができるのであれば、
その時間はすでにある程度活きた時間となっています。
ですから無理に情報をインプットする時間にあてるのではなく、
あえて
「今日は気分転換に、ゆっくり運転する時間にしよう」
というのもありかと思います。
私も運転時間をすべてインプット時間としているわけではありません。
特に天気のいい日にに景色の良いところを運転するのは気持ちがいいので、
積極的に運転を楽しむようにもしています。
以上、私が実際にやっている運転時間の活かし方でした。
くれぐれもですが、
車の運転は安全運転がまず大前提ですので、
自分にとって過度に集中力を削られるような方法は選択せず、
それぞれに合った形で取り入れていただけたらと思います。
今後自動運転が進化すると、
運転による移動時間は誰もが有意義に使える時間と生まれ変わります。
しかしそれが実現できるのはまだ先の話しでしょうし、
実現できたとしても完全に運転から解放されるというレベルに至るのは
しばらくは難しいだろうと思います。
そんな意味で、この「移動時間」をどう自分にとって活きたものとするのか、
いろいろ考え試してみるのは、
とても価値があることだと思うのです。