私の読書の仕方~毎日継続もの

読書は私にとって、
大切なインプット手段の一つです。
その目的別に大きく分けて3種類の方法で読書をしています。

3種類の読み方について

これまで本の読み方について、
いろいろ試行錯誤してきました。
どんな読み方が自分に一番合っているのかなぁ、と。
いろんな本の読み方の本というのがありますので、
それを読んで、
「これはちょっと違うな」とか
「これは一度やってみよう」とか
繰り返してきたのですが、何かしっくり来ませんでした。
そこで出した結論は、
「本の読む目的が違えば、自分にとっての理想の読み方が違う!」
ということでした。
考えてみれば当然のことですが。

これまでは「自分のスタイル」というのを追い求めて
「一つのあり方」を探してきましたが、
これに気が付いてから割り切ってその目的別で3種類の方法で読んでいます。
その3種類とは、
・毎日継続して少しずつ読み進める
・1冊20分~30分をめざして、そのポイントだけを抑えて読む
・時間をかけて、じっくり読む
です。
その中で、一つ目の
「毎日継続して少しずつ読み進めている」について、
その目的と今読んでいる本を紹介します。

その目的

毎日(基本平日です)継続して少しずつ本を読む目的は、
自分の心を整えることです。
ルーチンにしないとなかなか継続できませんから、
毎朝出社後、神棚に手を合わせた後に行うことにしています。

自分の心を整えたり、
モチベーションがあがったり、
日々感じているストレスを少なくするために読んでいる本は、
一度読んだときには感動して心のつかえが取り除かれたりしますが、
あくまで一時的なものです。
人間の頭はよくできていますが、ある意味よくできていない部分もあって、
一度読んだ本の内容は、それがとても素晴らしい言葉であっても、
その数日後には即座に頭の片隅に移動してしまって、
それを自分の意志で引き戻してくることはなかなか困難なことがほとんどです。
だいたいの人がそうなんじゃないでしょうか。

ですからちゃんと自分の体に沁み込ませる必要のある本は
「ずっと読み続けて何度も読み返す」
という読み方をするようにしています。
それに選ばれる本は当然、自分の中で
「これは自分の人生にとってめちゃ大切な良書」
と思える4冊となっています。
これらを毎日それぞれ2ページから4ページずつくらい読み進めて、
1年で1周から2周するイメージでグルグル回しています。
新しく読んだ本で、新たにこの4冊に組み込まれるものが出てくることもありますから、
その場合には1周以上しているどれか1冊を、
この「グルグル」からはずします。
はずれるものは、
その中で最も自分にとって身に付いてきた、
もしくは飽きてきたものです。
また忘れたころにこの「グルグル」に戻ってくることもあるかもしれません。

いま読んでいる本

今、この読み方をしている本は、以下の通りです。
毎日読むため、机の右端に常に積まれっぱなしです。

① 仮名論語

言うまでもなく、皆さんご存じ孔子の「論語」です。
私が2か月に一度参加している、
読書を通して人間力を身に着ける勉強会(「まほろばくらぶ」、といいます)で、
毎回少しずつみんなで輪読しています。
しかし2か月に一度少しずつの輪読では、
いつ全部読み切れるともしれませんし、
たまにやむを得ず不参加の日もありますので、
これを毎日読むようにしました。

文庫サイズで1ページが上下に分かれており、
下段に書き下し文、上段にその現代語訳がついています。
上段はとても狭く、その分字が小さいので、
徐々に老眼が進んできてなかなか読むのが難しくなってきました(笑)。
4冊のなかで最も難解で、毎日2~3ページずつのペースです。

② 森信三 一日一語

人間学の大家、森信三先生の本です。
一日に一言ずつ森先生の言葉を読んで、自己を高めていく、形式です。
何月何日、という形でその日の一言が書いてありますから、
それに従っていくと読み終わるのに丸1年かかります。
ですから、まずその日の言葉を読んで深く考え、
それが終わったら、それとは別に一日2ページずつくらいのペースで読み進めている部分に移動して、
これをざっと読む、ということをしております。

③ 渋沢栄一 一日一訓

大河ドラマと、今度の新札に採用されたことで
いっきにメジャーな存在となった渋沢栄一による、一日一語です。
この方の功績を考えると、
本来はもっとメジャーな存在であるべきだろうと思います。
「右手に論語、左手に算盤」が有名ですね。
②の一日一語の、経営者版といった趣です。
経営者にとっては本当に大切な言葉がつづられており、めちゃオススメです。
読み方は②と同じ。
その日の一言と、別で読み進めているページをさらっと読んでいきます。

④100%幸せな1%の人々

これは日ごろの自分の人生を、
よりストレスなく、
より幸せに生きていくための、
物事の考え方を教えてくれる本です。
ちょっとスピリチャルな内容を含むこともあるので、
人によって合う合わないがあるかもしれません。

しかし、
どのように考えたらイライラしなくて済むのか。
どのように考えたら嫌なことがあっても忘れられるのか。
どのように考えたら日々をもっと幸せに感じられるのか。
など、そんなことを改めて思い起こさせてくれる内容の良本です。
ここに書かれているようなことを日頃から実践し、
完全に自分の身につけることは結構難しいことです。
だからこそ、自分に沁み込ませるつもりで、毎日読んでいます。

以上、平日毎日少しずつ、読み進めている本でした。

普段の生活は日常に呑み込まれて
結構バタバタと通り過ぎてしまうものです。
だからこそ日々腰を落ち着けて、
こんな時間を取ってみることも大切だと思っています。

上記の読み方で一日だいたい15分くらいです。
逆にこれを超えてくるようだと大変になって続かなくなりますので、
この程度の時間に収めるようにしています。

これくらいの時間なら、
だいたいの人が、作れるんじゃないかと思います。

コメント

  1. […] 昨日のおさらいになりますが、私は読書を3種類の方法に分けて読んでいます(前回記事はこちら)。その3種類は、・毎日継続して少しずつ読み進める・1冊20分~30分をめざして、そのポイントだけを抑えて読む・時間をかけて、じっくり読む目的に合わせて、切り分けています。今回はそのうち2つ目の「ポイントだけ抑えて読む」について […]

  2. […] 先日2回にわたって書いた、私の読書の仕方の続きです。今日は、「じっくり読む本」について。過去2回はこちら 私の読書の仕方~毎日継続もの  私の読書の仕方~レバレッジリーディング […]

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