遺伝子解析 Gene Quest(ジーンクエスト)

先月、遺伝子解析サービスGeneQuest(ジーンクエスト)をやってみまして、その結果が一昨日返ってきました。これを機会にGeneQuestを紹介してみようと思います。

ジーンクエストとは

ジーンクエストとは、株式会社ジーンクエストという会社が提供する
遺伝子解析サービスです。
この会社は、京都大学農学部卒業・東京大学大学院農学生命科学研究科修了の高橋祥子さんが
大学卒業後間もなく立ち上げられた、ベンチャー企業です。
日本で初めて個人向け大規模遺伝子解析サービスを開発した企業です。
高橋さん自身はその後NewsWeekにて「世界が尊敬する日本人100」に選出されます。
現在は株式会社ユーグレナの100%子会社となっており、
創業者の高橋祥子さんは現在ユーグレナの執行役員にも名を連ねておられます。

送られてきたキットに唾液を入れて返送するだけで、
自分の遺伝子解析を行ってもらえます。
ジーンクエストALL(3万円あまり)と
ジーンクエストLITE(その半額)の2種類あり、
ALLは300項目以上の健康リスク・体質の遺伝的傾向や、
祖先のルーツがわかるフルパッケージ版です。
LITEはそのミドルパッケージ版。
300項目ってすごいですよね。
しかも、遺伝子解析分野は現在も日進月歩で、
その後「この遺伝子はこういう傾向」というのが判明する項目が
どんどん増えていきます。
その新しい項目が増えても追加費用はかからず、
永続的に自分の最新の遺伝子解析情報を閲覧できます。

なぜジーンクエストをやってみたのか

きっかけは私の元に、大学OB対象に送付された
「大学に寄付してください」という封書。
その中に入っている冊子の大学OBのインタービュー欄に、
高橋さんが掲載されていました。
その考え方に共感するとともに、サービス内容が面白かったことから、
しばらくしてからサービス申し込みをしました。
なぜしばらくしてからにしたかというと、そういった冊子が発行されたタイミングだと、
その瞬間依頼が殺到しているのではないかと思いまして。
そこまで気を遣う必要があるような企業規模ではないのでしょうがw。

そして、単に考え方に共感したからという理由からだけでなく、
遺伝子解析という分野に大いなる可能性を感じたのも大きな理由です。
 自分はどんな病気にかかりやすいのか
 どんな体質でどういうことが向いているのか
などの情報が判明します。
特に50歳近くになってきた私にとっては、
健康維持のために今後どのような点に気を付けて生活していく必要があるのか、
ということは極めて大切なことです。
それによって事前にいろんな危機回避をすることが可能になるのでは、
と考えたからです。
あとは、チャレンジ精神による興味本位ですw。
こういったものはやはりフルパッケージに価値がありますから、
「ジーンクエストALL」を申し込みました。

どのような手順でサービスが受けられるのか。

こちらに記載するほどもないほど、極めて簡単シンプルです。
ウェブサイト(https://genequest.jp/)から、申し込みます。
しばらくすると自宅(申込時の送付先)にキットが届きます。

DSC_0075

そこに一定量の唾液を入れて、キットが送られてきた箱に戻して送るだけ。
するとしばらくして(私の場合は約1ヶ月)、
登録したメールアドレスに解析完了のお知らせが。
ブラウザからジーンクエストのマイページにログインすると、
解析結果が見られます。
解析結果を見る前に、190項目くらいのアンケートがあります。
結構な量ですがやり始めると意外とすぐに終わりますし、
これが「今後のより正確な遺伝子解析につながるのだ」という使命感をもって
取り組んでいただけたらとおもいます。

どんな結果に?

そして私の解析結果。本当にいろんなことがわかりました。
まず、ウェブサイトの解析結果画面はこんな感じです。

解析結果の中からいくつかご紹介を。

先祖解析

3万4千年前、インドパキスタンあたりに先祖は住んでいたそうです。
33人に1人の結構レア系でした(笑)。

健康リスク

健康リスク一覧は次のように表示されます。

とくにこの中で最もリスクが際立っていたのが・・「むずむず脚症候群」(笑)

結構どうでもいいものでよかったです。そして実際に発症していますw

次に気になったのがこちら「COVID-19重症化(炎症反応)」

早くもこんなことが判明するようになっているんですね。
それほど高値ではありませんが、リスク高めということでした。
ワクチン、やっぱりちゃんと受けとかないといけないな、と改めて考えさせられました。

そして、「95歳以上まで生きる可能性」

これが日本人じょうい5%に入っている長生き遺伝子でした。
ということは、より「健康寿命」ということを意識しておかなければ、
大変な老後が待っているということですね。
ダイエットを頑張ろうと思いますw

最後に「非常に強い近視」。

現在私はICL(これも面白い体験でしたのでいずれ語る日が来るかもです)をしていますので
眼鏡もコンタクトもしていませんが、
元来は相当強度の近視でした。
これまで私よりも強い近視の人に出会ったことがありません。
レーシックも近視が強すぎるという理由で受けることができませんでした。
「おお、遺伝子レベルでちゃんとわかっていたことなんだ」
ということを今更ながら実感しました。


以上、比較的面白めのものをあげましたが、
他にもリスク高めのものが結構いろいろと判明しました。
逆にスキルス胃がんなどが結構リスク低めに出ていたのが、なんだかホッとしました。
まぁもちろん、そんな結果だから絶対かからないというわけではありませんから、
ちゃんと検査はしないといけないですけどね。

しかし自分の傾向を知ることで初めて事前に対処できることが本当にたくさんあります。
経営の局面でも同じように大切なことですが、
まずは現状分析。
自分を知る、ということです。
これがわかっていないと対策のしようがないですからね。

経営者にとって、健康はとても大切なことです。
もちろん誰にとっても大切なことですが、
特に小零細企業は経営者の力で維持されていることが多いですから、
経営者の身に何かあれば、多くの人が路頭に迷います。
それだけに健康に生き続けるということへの責任が問われます。
だからこそ、日ごろの健康維持は意識しておかなければならないのです。
もし興味があれば、そして機会があれば、
「ジーンクエスト」
一度試してみてください。
自身の将来を守るための新たな決断が、できるかもしれません。

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