人との出会いを大切にする。

今さら言うまでもないことかも知れませんが、
人間、人生において、人との出会いは大切です。
しかし、何もかも大切にするのも、また違うのかなと思います。

一生を変える、出会い。

私もこれまで約48年間、
本当にたくさんの人と出会ってきました。

若いころは、人嫌いになった時期もありましたが、
そこから引き戻してくれたのもまた、人との出会いでした。

数えきれないほどの人と出会い、
その中で私の人生を決定づけるようなものも
たくさんありました。

そして今の私があるのも間違いなく、
そんな人たちがいたからこそ、です。

よく、
「人は、その時に必要な人と出会う」
と言いますが、まさにそんな感じです。

「いやいや、そんなことはなかったよ」
とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、
それは結局人生のどの部分に光を当ててみているか、
ということに過ぎません。

もちろん私にも、こう言っては失礼かもですが、
無駄な出会いや不必要な出会い、イヤな出会いも
たくさんありました。

しかしそれらは、人生の一部に悪影響を与えるようなことはあっても、
人生の方向性全体を決定づけるものではありません。

一生を変えるのも人との出会いであれば、
人生を豊かにするのも人との出会いです。
私の人生は間違いなく、
家族、そして今お付き合いしている友人、お客様によって、
とても豊かなものになっています。

これは本当に、感謝でしかありません。

何を与えられるか、何を得られるか

私が今お付き合いのある人との関係は
その人に私が、何を与えられるか、
そしてその人から私が、何を得られるか、
ということを大切にしています。

いや、意識的にそうしている、というよりも、
現在良好な関係を築いている人たちとは、
自然とそのような関係になっている、
ということです。

この「与える、与えられる」というのは、
もちろん物質的なものを指しているのではありません。

私がその人に何を与えることができるのか。
つまり、どんなお役にたてるのか、です。
その人に楽しんでもらえる空間・環境を作る、
ということも含まれます。

そうして喜んでもらえたり、楽しんでもらえたりすると、
結局それが自分の喜びや楽しさにつながっています。

そして「与えられる」とは、
そういった喜びや楽しさを与えられることでもあり、
その人から何かを学ぶことができるということでもあります。

自分にはないものを持っている人は、
ただそれだけで私にいい影響を与えてくれますし、
素直に感心することも、たくさんあります。

これからも人とのつながりはこの
「与えること、与えらえること」
を大切にしていきたいと思っています。

すると自然と良い人間関係が広がっていくように思うのです。

関係を切ることも大切

「人との関係は、こちらからは切るな」
と言う人もいますが、
私は、良い関係を築けない人との関係は
意識的に切ってもいいんじゃないかと思っています。

人生そんなに長いものではありませんから、
共に時間を過ごすことのできる人の数は、
めちゃ限られています。

そんな有限のものを、無為なものとしたくないのです。

もちろんこちらから積極的に
関係をぶった切るようなことはそうそうありませんが、
敢えてそれほど多くの人との関係を
自然でない形で続ける必要はありません。

FBは最近徐々に下火になってきているようですが、
いまでも様々なSNSを通して、多くの人とつながっていないと
不安になってしまう人もいるようです。

しかし案外それはどうでもいいことです。

私もかつてはFBで、相当な数の人とつながりを持っていた時期もありましたが、
「それもなんだか違うなぁ」
と思い立って、
関係が切れてもいいな、という人を順番にFBの友達からはずしていきました。
結果友達登録数は1/4くらいになりました。
そしてその日からFBは一切見ていません。

それで私の人生に何か問題があったかというと、
案外何も問題はなく、
むしろ少し清々しい気分になりました(笑)。

今後もおそらく不用意にSNSなどで
不特定多数の人とのつながりを持つことはないことだろうと思います。

不用意に人の輪を広げていくことは空虚な人生を生み出します。
しかし、一方で、
良き人間関係を求めて積極的にいろんな人と出会うことは大切です。

どこでどんな人との出会いが生まれるかわかりませんし、
自分の人生を大きく変化させたり、人生を豊かにするような出会いが
どこに落ちているかもわかりませんから。

だから私はこれからも億劫になることなく、
ただムリのない範囲で、
新しい出会いを求めて行動をしていくでしょう。

しかしそれらも、
いかに自然な形で、
こちらから何を与えられるのか。
そして何を得られるのか。

豊かな人生につながる良き関係のためには、
まずはそれが大切なんじゃないかと思います。

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