人の心は庭園と同じ。

人の心は庭園と同じ

「人間の心は、庭園のようなものである。
 よく手入れをすれば、美しい庭になるが、
 手入れを怠ると 荒れ放題になる」

これは、ジェームズ・アレンの著書に書かれていることです。
本当にその通りだなぁと思ったので、心と庭園がどのように同じなのか、考えてみました。

庭園の写真がストックになかったので、替わりにきれいな自然の風景を。

庭園には全体イメージが必要

適当に種をまき、それを大切に手を入れていたとしても、
混とんとした庭園ができあがります。
自分は何がしたいのか。
どんなことを大切にするのか。
それを整理することが大事なことなんだろうと思います。

優先順位がない状態であれもこれも詰め込んだりしていると、
心の中が乱れてしまうように思います。
まず、今の自分にとっては何が大切なのか。
それは自分のどのような考え方から来ているのか。
それが整理されて行動とつながったら
とても落ち着いた行動ができます。少なくとも私は。
自分にとって本当は大切でないものが入り込んでくると
心が乱されて荒廃していきますよね。

ルーチンが大切

庭園をきれいに維持するためには、
定期的に草引きをして、
剪定をして、
水をあげて
片づけをして・・
というルーチンがとても大切です。

これができる人の庭園はとても整っていますし、
そうでないものはどんどん乱れていきますよね。

心もこれに似ています。
心を整えるには、まずルーチンが必要であると思いますし、
日頃のルーチンが乱れてしまうと、その日一日がとても満たされない、
刹那的な一日になってしまうように思います。
今日の私は、そんな一日になってしまいました(笑)。

枯れたものは取り除かなければならない

こころの中で枯れたもの(ストレスやマイナス思考などの負の感情)は、
積極的に除外していきましょう。
そういったものを心の中から取り除く方法は、人それぞれです。
ぜひ自分に合った方法をみつけましょう。
みつけかたは、いろんな方法を試してみて、
試行錯誤するしかないのかな、と思います。

新しい草木を植えるには、その前にあったものを抜かないといけない。

人によりますが、いろんなやりたいことがどんどんと出てくる人がいます。
私も、そんな人です。

しかし、いろんなやりたいことがあってもその全部はできません。
新しいことを始めるのであれば、
勇気をもって、何かを捨てましょう。
頭の中がいっぱいいっぱいになって、心落ち着かなくなります。

またやることがどんどんと増えていって、一つ一つの丁寧さが失われていきます。
丁寧な世話をしない庭がどんどん乱れていくように、
やりたいことだらけで、それらを乱雑に扱ってしまうと、
少しずつ心が乱れていってしまうように思います。

大切に慈しみましょう

植物は生き物です。
大切にやさしく取り扱ってあげる必要があります。
心もそれと同様、大切に慈しみましょう。

植物も、一時的に負荷やストレスをかけると本領が発揮されるものもあるようです。
ただそれもやはり、一時的なものです。
ストレスをかけ続けると、枯れてしまいます。
心にも一時的に負荷をかけることで成長しますが、
ずっと負荷をかけ続けるとあるとき一気に枯れていきます。

心も、植物と同じように、大切に慈しむ必要があるのだな、
と思います。
そして自分の心を本当に慈しむことができるのは、自分しかいないんじゃないかと思います。

自分への備忘もかねて、
ジェームズアレンの言葉を借りて、庭園と心の関連をまとめてみました。

自分自身の心のイメージ・風景がきちんと整っていて、
手入れが行き届いた風通しの良い庭園のような状態であれば、
きっと毎日がさわやかで落ち着いたものとなるだろうと思います。

イライラしたとき、心が疲れてきたとき、
自分のイメージする庭園の姿を思い出して、一息ついてみましょう。

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