体感によってしか得られないものがある。

昨日は一日、小4の娘とデート。
ランチをして、カフェに行って、服を買って、
吉本(なんばグランド花月)に行ってきましたw。

なんばグランド花月。緞帳の「ほんだし」が気になる。

ライブに勝るモノなし

いろいろ行ってきたわけですが、特にその中で、
吉本新喜劇について。

基本的に二部構成になっていて、
前半1時間はは漫才など。
そして後半1時間が吉本新喜劇、という構成です。

結論としては、
めちゃ面白かったです。

特に前半。

漫才を生で見たのが初めてでしたので、
TVで見るのとこれほど伝わってくるモノが違うのかと、
驚きました。

改めて、さすがプロだな、と。

なぜライブは、感動するのか。

今回初めて漫才や新喜劇を生で見たので、
改めて感動したわけですが、
このように、電波を通じて、画面を通じてではなく、
本物に生で触れることは、
とても大切なことです。

同じ空間に身を置くことで、
そのモノが発する波動というか、エネルギーというか、
そういったものに触れることができます。

これらは、画面を通してとか、
録音を通しては伝わってきません。

伝わってくるかもしれませんが、
おそらく相当減衰したものが
届いているのだろうと思います。

ですから
音楽であれ、講演であれ、絵画であれ、出土品であれ、
どんなものでも
やはり一度は本物に触れることにこそ価値がありますし、
大切なことだと思うのです。

近ければ近いほどいい。

そして、同じ空間の中にいても、
やはり距離が遠いと
そのエネルギーは減衰しますから、
できるだけ近くで接するのが大事ですね。

ですから私は、
触っても良いものはできるだけ触らせてもらいますし、
講演なども興味があるものは
極力最前列に行くようにします。

同じ機会を得たのであれば、
そこから体感・吸収できるものは
強ければ強いほど、
多ければ多いほど
よいでしょうから。

今回吉本は2階席2列目でしたが、
それほど大きなホールではありませんから、
充分伝わってくるものがありました。

しかし1階席の前の方で感じられるものとはまた
雲泥の差があるんじゃないかと思います。

受け手の存在も大切。

体感とはまた別の話しですが、
今回の吉本体験で気が付いたことは、
やはり演者にも、向いている空間、不向きな空間がある
ということです。

基本的にパフォーマーのパフォーマンスから得られる満足度は、
オーディエンス側の質によって変わってきます。
もちろんパフォーマーもプロですから、本来は環境に左右されず、
最高のパフォーマンスを見せられるのがベストです。

しかしライブ会場には、
その場が創り出す空気感があります。

パフォーマンスを見てオーディエンスが盛り上がってくれると、
それによって、こちら側のテンションもあがります。

良い内容の講演をされる講師の方でも、
オーディエンスが真剣に何かを得ようとしている人たちの時と
そうではなく、ただ集められてなんとなく聞いている人たちの時とでは
その熱のこもりようが、全く変わってきます。

ライブというのは、パフォーマーだけでつくるものではなく、
オーディエンスと一体になって、作り上げていくものなのです。
私もバンドマンですし、
セミナー講師もやっていますのでとてもよくわかります。

そして吉本芸人の中にも
そのオーディエンスから得られる力によって、
とんでもないパフォーマンスを発揮する人と、
大きくパフォーマンスに影響しない人がいます。

今回、劇場で一番面白く、
劇場の空間を完全に自分色に染め上げた人がいましたが、
帰ってyoutubeでみると、それほど面白くない、
ということがありました。

テレビ収録はオーディエンスの数も少ないですし、
その分ムリに頑張ろうとしてしまいますから、
空回ってしまうんでしょうね。

こういったものも、実際に生でそのパフォーマンスに触れるからこそ
気がつくことでした。

ということで、大阪圏に住んでいて、なんばグランド花月に行ったことない方、
ぜひ一度行ってみましょう(笑)。
ただ面白いだけではなく、
面白い(興味深い)気づきがあるんじゃないかと思います。

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