クリエイティブな刺激を受ける。

外部からクリエイティブな刺激を受けると
頭の中のバラバラのものが互いに結びつきあって
新しいアイディアが生まれるような気がします。
自由な発想を得るための外部からの刺激と言うのは、とても重要です。
私が意識しているそういった刺激の受け方について、今日はお話ししたいと思います。

こういったものが、私のアタマを刺激してくれます(笑)

散歩する

私はできるだけ時間が余ると散歩をするようにしています。
このブログを毎日続けるにあたって、
写真を撮ると言うことがとても大切な作業の1つなのですが、
毎日同じところから同じ所の行ったり来たりでは、
なかなか面白い写真が撮れません。
この時に気がついた事は、
同じ生活の繰り返しでは、
外部から得られる、特に五感を通して得られる情報が極めて少ないと言うことでした。
そのことに気がついてから、私は少し時間が余ったら、
意識的に散歩をするようにしています。
ダイエット目的とかではありません(笑)。

特に普段と違う場所に出かけたときには、
その界隈を歩いて散策するようにしています。
いつも車で走っている道を歩いてみると気がつくことですが、
車はスピードが速く、視界的にも前に集中している必要がありますので、
何十回と車で走ったことがある道でも、
歩いてみるといろんな気づきがあります。
ですから歩くと言う事は、外部からの情報・刺激を得るのに
とても良い手段であると思っています。

外を散歩していると、
いろんなものが目に飛び込んできます。
いろんな音が聞こえます。
いろんな匂いがしてきます。
まさに五感を通して情報をキャッチしている、
そんな気がします。

写真もいっぱい撮れます。
こういった写真を撮りだめしてブログに使ったり、
写真から得られるアイディアや写真からのインスピレーションを受けて
ブログの記事にすることもあります。

芸術的なものを見る

芸術的なものに触れると、
普段は使っていない頭の中の部分が刺激されるのでしょうか、
新しい何かに気付かされたり、
普段考えていることでも、「あー、そういうことか」と気がつくことがあったり、
全く新しいインスピレーションが降ってくることもあります。

自分の頭の中にないことがいきなり湧いて出る事はありませんから、
きっと脳みそが刺激されて頭の中でバラバラだったものが繋ぎあわされて、
1つのアイディアになったりするんでしょうね。

芸術家が描いたり作り上げたりするものは、
私の想像力の中には全くなかったり、
私の想像力を大きく超えているものばかりですから、
ほんとに刺激的です。
そしてそれは、古いとか新しいとかは関係ありません。
だから美術館にかかわらず博物館とか、
それこそお寺とかそういったところでもいいんじゃないかと思います。

今の事務所は非常に環境に恵まれていて、
歩いて5分もかからないところに県立美術館があります。
その先には興福寺の境内があります。
違う方向に向かえば東大寺や春日大社があります。
前項の、「散歩」ということも含めて、
刺激を受けるにはとてもありがたい環境です。

そういえば徒歩圏内に国立博物館もありましたね。
基本的に美術館や博物館に行くことが大好き人間ではありませんから、
こういうところに足を運ぼうとすると、あえて意識をしなければなりません。
だから私は2か月に一回、必ず美術館や博物館にいくという
目標・計画を立てています。
そしてそれを計画はじめの段階で、
いつどのタイミングで行くのかとスケジュールにまで
入れてしまうようにしています。
たまに先延ばしになったりすることもありますが。
そんな自分がわかっているからこそ、ちょっと時間が空いているときに
ちょっと美術館をのぞいたり、ということをすることもあります。

本や漫画を読む

アイディアとかインスピレーションとか
そういった刺激を得るためには、本や漫画もとても大切です。
本は当然のこととして、漫画もとても役に立つものであり、
なかなかバカにはできません。
前から好きで、今も何度も読み返しているものに、
「映像研には手を出すな」という作品があります。
すでにこのブログでも何度か触れています。
現在も連載中ですが、現時点で私の中では名作決定です。
登場するメインキャラクターは3人で
そのうち2人はアニメを作りたくてしょうがない人で
さらにその2人のうち1人(主人公)は、
発想豊かでむしろ妄想癖があるほどに、
日常の中からものすごい妄想を膨らませていきます。
その発想のあまりの自由さに刺激を受けて、
私も自分のアイディアの枠が取り払われるような気がします。

最近のこの主人公のセリフで特に気に入っているのは、
「想像力を狭める勢力からは逃げ切った」
という言葉です。
もっと自由な想像力をはたらかせて生きていきたいものですが、
この「想像力を狭める勢力」というのが本当にたくさんあります。
その最も大きなものが、自分自身です。
これまで45年以上生きてきた自分の経験と積み重ねた知識です。
すごく逆説的でもあるのですが、
この経験や知識というものは、アイデア(=想像力)の源泉にもなるものです。
しかしこの経験と知識の積み重ねの中から「思い込み」や「常識」などといった、
想像力を広げるための足かせとなるものも同時に生まれます。
こういった足かせは意識しているものではなく潜在意識の中で働いており、
勝手に頭の中で歯止めをかけてくるのでタチが悪い。
解き放とうとしても解き放たれる前に奥深いところで抑え込まれているような気分がします。

そして、こういったものを取り払ってくれるのが、
「外部からの刺激」なんだろうなぁと思っています。

経営者は別に突飛なことを考え付く必要はありませんし、
突飛なことは逆にリスクでもあると思うのですが、
「今やっている仕事や経営に、こんなこと付け加えたら面白いかも」
というアイデアを生み出すことはとても大切です。
しかもそれをできるだけ常識にとらわれない形で生み出すことができたら
最高だと思うのです。
それをもたらしてくれるのが、外部からの刺激です。
ですから私は先の、
「美術館に行く」とか「散歩する」とかいうことを大切にしているのです。

本だとかマンガだとかはこのように、
自分自身の知識を積み重ねてくれると同時に、
その積み上げた知識や経験に刺激まで与えてくれる、
とても大切な存在です。
年頭のブログでも書きましたが、昨年は時間的な問題もあって、
マンガ不足な一年でした。
今年はもっと自分に刺激を与えてくれる良本、良マンガ(?)に数多く触れて、
クリエイティブな刺激を受けて、
新しいアイデアを生み出していければと思っています。
興味深いものとの出会いがあれば、
またこのブログでも紹介していきたいと思っています。

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