事業は、日々変化・発展していく必要があります。
だからこそ経営者は、
インスピレーションを得られる環境に身を置くことが大切であると思います。
そのために私が意識して行っていることを整理してみました。
街を散歩する
街でもどこでもいいのですが、たまに散歩をします。
年末調整からこっち、なかなかそこまでの時間が確保できていないので、
最近ちょっとご無沙汰ですが。
いつも車や自転車で走っている道でも、
散歩してみるとスピードが全く違いますから、
入ってくる情報量は全く違います。
こんなとこにこんなものあったんだ、とか、
また違った角度で見ることができます。
家や会社を起点にすると、歩いて行ける範囲は結構限られてきます。
バリエーションに乏しいので、
たまにはちょっと遠出してみて散歩をするというのもいいかもしれません。
後述するすべてに共通することですが、
「脳にいつもと違った刺激を与える」というのが、
インスピレーションが降りてくるポイントであるように思います。
そしてふと面白いアイデアが浮かびあがったら、
それが役に立つものだろうがなんだろうが、
その場で記録するようにしています。
そうしないと、絶対に忘れてしまいますから。
紙に書くよりも、スマホのボイスメモアプリなどがとても便利です。
美術館や博物館に行く
これはもう定番ですよね。
芸術的なものや歴史的なものは、今の自分の常識にないものですから、
強力な刺激になりえます。
仕事と全く関係のない世界ですが、そういったものを眺めてみると、
ふと面白いアイデアが降ってきたりします。
「美術品を愛でるぞー」と気合を入れて鑑賞すると、左脳的な感覚で見てしまいますから、
ボーっとなんとなく見て回るくらいが私にはちょうどいいようです。
鑑賞、という意味ではもったいないですが。
車を運転する
わざわざインスピレーションを得るために車を運転することはありませんが、
仕事などで一人で車移動するときには、この移動時間がもったいないので、
いろんなことに活用しています。
ボーっと物思いにふけったり、
今やろうとしているワクワクする新しい事業のことをぼんやり考えたりしていると、
いつも以上に妄想が大きく膨れ上がっていきます。
どういう仕組みだったか忘れましたが、
車を運転しているときにインスピレーションが降ってきたりアイデアが湧いたりするのは、
別に私だけの話しではなく、
ちゃんとそのようになるメカニズムがあるそうです。
車の運転時間はインプットに使うこともありますが、
ワクワクを妄想するための大切な時間でもあります。
ただし、安全運転が大前提ですのでよろしくお願いします。
人と話しをする
もちろん人の話しを聞いて、そこから新しい気づきが得られることもありますが、
自分から発信をすることで、
これまで思いもよらなかったことがフッと頭をよぎって口をついて出てくる、ということ、
ありますよね?
「なんか今、自分、めちゃいいことしゃべってる」
と思ったような経験、ありませんか?
私はあります(笑)。
これはすでに頭の中にあるものが、
アウトプットをすることを通して整理されてつながり合って生まれているものなので、
インスピレーションというものとは少し違うかもしれません。
でもやはり人と話しをすることは、
内からも外からも、思いもしないものを得られる貴重な機会です。
ただ、相手は選びましょう。
相手によって得られる効果には、天と地ほどの差があります。
いつもと違う環境で仕事をする
これも、いつもと違う刺激を与える、という意味ではとてもいいですね。
事務所の中や家の中で考えていても煮詰まるばかりだったものが、
外のおしゃれなカフェで取り組むとスイスイ仕事が進む、
といったことがあります。
毎日書いているこのブログも、外で書く方が、断然はかどります。
今この瞬間も、カフェではありませんがマクドで書いています。
ブログ書くのにマクドを使ったのは、初めてです。
このように時間に少しでも余裕があるときには、
敢えて外に出ることで効率アップがはかれたりします。
日本は労働をどうしても時間の切り売りと言う風に考えてしまうので
なかなか難しいところではありますが、
アイデアやインスピレーションが大切なクリエイティブ系の仕事であれば、
社員さんにも外で仕事をする機会を与えてもいいかもしれません。
そう考えるほどに、絶大な効果があります。少なくとも私には。
会社の中でもフリーアドレスにすることで
少しは同じような効果を得ることができるかもしれません。
まぁ事務所内にいる時点で大きな期待はできませんが。
事務所にこもっていても、降りてこない
これまでお話ししてきた通り、
事務所にこもっていても、面白いアイデアや考えもしないインスピレーションは
なかなか降りてきません。
ですからやはり経営者は仕事ばかりで内に籠るのではなく、
積極的に外に出歩く必要があるんじゃないかと思います。
もちろん、仕事としてですよ。
それにかこつけて、飲み歩くというのは、目的が違いますので。
ただ、そうやって舞い降りてきてくれて記録されたインスピレーションを、
どのように今の事業につなげるか、
そして収益化していくかといったストーリーにまとめあげていく作業は、
事務所内がはかどります。
こういった「左脳的」な業務は、やはり事務所内が一番です。
このように、会社の内と外、上手に使い分ければいいのだろうと思います。
コロナウィルスの恩恵の部分でもありますが、
今は結構仕事がどこでも出来るという環境ができあがりました(もちろん仕事内容にもよりますが)。それに合わせて、レンタルオフィス・シェアオフィスの増加やホテルの空き時間貸しなど、
いろんなスペースが提供されるようにもなりました。
せっかくインフラ面の環境が整ったわけですから、これを活かさない手はありません。
積極的にいろいろ試してみて、
どうすれば最も自分がクリエイティブになれるのか、ということを
模索してみてはいかがでしょう?
新しい自分の仕事のスタイルが生まれるかもしれません。