来年の目標を決める。

今年もいよいよ年の瀬が近づいてまいりました。
お店に行っても、クリスマス当日にはクリスマス商材よりも
年末年始商材がその中心に置き換わっています。
さてそんなわけで、そろそろ来年の目標を設定する時期です。
今日は私が来年の目標を決める理由について。

なぜ目標を設定するのか

「目標を立てない方がいい」という考え方をしている人もいますが、
そこは人それぞれの考え方です。
目標にしばられるのではなく、自由でいたい、ということでしたら、
それを優先されるのがいいと思います。
私は、目標設定はしていますが、それでも相当自由だと思っています。

それ以外にも、目標設定をしない理由をいろいろ聞くことはありますが、
それは目標設定のしかたに問題があるんじゃないかと思いますし、
それでもやっぱり目標を明確にしておくことのメリットは
とても大きいと思っています。

私の考えるメリットは以降に掲げる通り。

できなかっただろうことができる。

目標を設定すると、
もし設定していなかったら実現できなかっただろうことを
実現することができます。

このブログだってそうです。
今、別になくても困るものでもありませんし、
毎日続ける必要なんてのも特にありません。
そこに「意味」はありますが、現状「必要」はないんです。
いわゆる「不要不急」。

私の能力向上や事務所の将来を考えたときに、
私なりにとても重要性の高いものです。
しかし緊急性は全くありません。
よく目にする「重要性と緊急性のマトリックス」で、
もっとも意識をしないといけない部分です。
特にこういったものは目標設定しておかないと
なかなか実現されるものではありません。
どうしても日常的な緊急性の高いものにうずもれてしまいがちです。

きっとこのブログも
「他にやらないといけないことがあった」ことを言い訳に、
先送りになっていただろうと思います。
その年が始まるまでに
「6月試運転、7月にスタート」と決めていなければ、
今頃まだ存在しないでしょう(目標から2か月ずれこんでしまいましたが・・)。

これ以外にも毎日のルーチンや家族サービスなど、
わざわざ目標として設定しておかないと
実現されなかっただろうことはたくさんあります。
そして目標設定をしていなかったとしたら、
それが実現されなかった代わりにじゃあ何をしていただろうかと考えると、
特に大したことはしていなかったのだろうと思います。
だから目標設定によって、
この1年がとても充実したものになっています。

やるべきことが明確になる

目標設定をすると、
やるべきことが明確になります。
やるべきことが明確になると、
「これだけやっていれば大丈夫」という安心感を持つことができます。

逆に目標設定がされていないと、
毎日が刹那的になりがちです。
刹那的でないにしても、日々に流されがちだろうと思います。
それで毎日が楽しいのであれば、
それについてはそれぞれの考え方ですから私が口をはさむことではありませんが、
目標設定をしていれば、
「自分は、何やってんだろう・・」とか
「これじゃあなんだか成長がないなぁ」とか
そんな不安にかられることは少なくなります。

そして設定した目標にも
・毎日やる目標
・毎月一回やる目標
・年に何回かやる目標
・一定のゴールに向けて積み上げていく目標
など、
いろんな種類のものがあります。
私は来年の目標を設定すると同時に、
年間スケジュールを作成し、
「月に一回」とか「年に数回」とかいう目標は
先にスケジュールに入れてしまいます。
そして積み上げ型の目標はいつまでにどういう状態に持って行くか、
という設定まで行います。

すると、日々やることだけでなく、
「来週やること」
「来月やること」がはっきりしてますから、
それを見据えたスケジュール感で毎日を過ごすことができるのです。

方向性がぶれない

人間、とにかく日々、いろんなことに目を奪われがちです。
プライベートはある意味自由に過ごす場でもありますから、
目を奪われてもいい部分もあります(すべてではありませんが)。
しかし、仕事や経営は、
そのときそのとき目の前を通り過ぎるものに興味を惹かれて
あっちこっちに手を出してしまったりしている場合ではないのです。

それよりもまず、やるべきことがあるだろう、と。
もちろん、当初に決めた「やるべきこと」よりも重要なやるべきことが
後発的に生まれることはあります。
それは別途会社の方向性と照らして慎重に考え、
必要とあれば新たに取り組むこととして、目標に組み込んでいくことは重要です。
しかし基本的には、
「今年はこれだけのことを積み上げる」
「今年はこの方針で行く」
「今年はこれを最も大切なテーマとする」と定めれば、
その方向にまっすぐ進んでいくことが大切です。

目標設定をして、ちゃんと毎日これを管理することで、
ブレずに前へ進んでいくことができると思うのです。
そうやってブレずにまっすぐ進んでいくことで、
きっと自分の思い描いた状態に、
より近づけることになるだろうと思います。

毎日毎日ブレていては、
自分の中に乱雑に物事が散らばっていくだけで、
積みあがっていくことはないのです。

経営の現場では、これが特に大切です。
会社の方向性がちゃんと定まっていて、
「これをやっていれば大丈夫」ということを示せるからこそ、
社員さんも安心してついていけるのだろうと思います。

目標設定したあとは・・

目標は設定したからには、
ちゃんとその目標が達成されているか、日々確認することが大切です。
「今年の抱負」とか掲げて、
数か月たったときにはすっかりその内容を忘れているくらいなら、
そんな目標は立てない方がましです。
目標設定している時間がもったいない(笑)。

ちゃんと日々確認するためには、
その仕組みをつくっておくことが必要となります。
私は夜寝る前、できたかできなかったかをチェックする時間を設けています。
夜にチェックできなかったら、翌朝最初に確認するようにしています。
時間的には、5分あまりあればできることです。

私の目標チェック方法としては、
エクセルの縦軸が目標項目、横軸が1日ごとの表になっていて、
毎日セルに色を塗っていきます。
出来た日は青色、できなかった日は黄色。
その日にやる必要のなかったことについてはグレー。

こうすると、その目標がどの程度実行できているのか、
一目で全体像をイメージで眺めることができ、
今後どこに力を注ぐべきなのか、ということがわかってきます。
やはり、プラン設定したからには、
ちゃんとチェックをすることまで考えておきたいものです。



しかし目標にとらわれ過ぎて、硬直化してしまうのも、いいことではありません。
この辺りは次回、「目標設定の注意点」で詳しくお話しできれば。

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