仕事を後回しにしないために。

人間、つい仕事を後回しにしてしまいます。
仕事だけでなく、勉強とかもそうでしょう。
後回しにしてしまう理由と、その対策について考えてみました。

自動車運転免許証の更新会場にて。こういうのも微妙に億劫。

仕事の後回しはストレスの元。

こんなこと、改めて書くことでもないほど当然のことですが、
仕事や勉強を後回しにしたツケはすべて自分に返ってきます。
そして後で思うのです。
「なんで先にやっておかなかったんだろう・・」

この経験を何度繰り返しても、
人間やっぱり後回しにしてしまいがちです。
しかし、この「後回しな仕事」は常に頭の片隅のどこかに引っかかっており、
常にストレスを抱えたままの状態になってしまいますから、
何一ついいことはありません。
もちろん集中できない分、
仕事の効率も落ちるでしょう。
だからこんな悪い習慣は、極力早く断ち切っていただくべきだと思います。

逆に仕事を後回しにしない習慣が身に付くと
毎日がとてもスッキリとしたものになります。

それでは、後回しにしてしまう原因と、
その対策を考えていきましょう。

原因①面倒くさいから

とにかく原因の大部分はこれなんだろうと思います。
これ以降の原因にも、多少なりともこの要素は入ってきます。
そういう意味で、この対策を取ることができれば、
大半の「後回し」は回避することができます。

対策①ー1 まず手をつける

これが何かにつけ万能です。
面倒くさいときに、それを後回しにするのは、
それを「終わらせる」までのことが想像できて面倒だからです。
ですから、まずは「手をつける」ことが大切。
そして人間不思議なもので、
いったん手を付けてしまうとそのまま最後までやりきってしまうものです。
「終わらせる」ことを考えるのではなく、
「まずは始める」ことを考えましょう。

このときに
「手を付けたら、やっちゃうんだろうなぁ」とか考えると、
また手を付けるのが億劫になります(笑)。
だから、
「本当に1分でやめてもいい」、
という気持ちを持ちましょう。
私は今でも、この気持ちで乗り切ることも多いです。

対策①ー2 優先順位をつけてその順番で

これは、どれだけ機械化することができるかがポイントです。
面倒だから後回しにする、というのは、
「その仕事を何日の何時に始める」と
スケジュール化されていないことも一つの原因です。
そしてその日にやることの順番が決められていないから、
やりやすいものから手を付けてしまい、
「あぁ、今日も手を付けずに終わってしまったわー」と、
どんどん後回し・先送りになるのです。

ですから、こういう人は、
細かくスケジュール割りをして、
そのスケジュール通りに進めるようにしましょう。
この仕事がおわったら次はこれ!、それが終わったから次はこれ!
といった感じです。

そしてスケジュールは前日の夜もしくは当日の朝に組むようにします。
優先順位としては、
「面倒くさい仕事」から順に立てていきましょう。
もちろん、緊急性の高い仕事が最優先ですが。
で、実際にやる段階では、
「まず始める」こと。
これを心がけましょう。

原因② 先が見えない仕事だから

これまでにやったことのない仕事や、
ボリューム感の多いことが最初からわかっている仕事は、
逆に手を付けるのが億劫になることがあります。

特に際限の見えない仕事をすることは、
他の緊急性の高い仕事の時間を食ってしまう可能性が想像できるため、
なかなか手を付けることができなくなってしまいます。
まぁ、これがすでに言い訳なんですが(笑)。

対策②ー1 どれくらいの時間でできる仕事か、仮説を立てる。

こういった仕事もまずは、
きっちりスケジュールに組み込むことが必要です。
そのためにはどれくらいの時間でできる仕事なのか、
自分で時間を区切ってしまいましょう。
あくまで仮説ですから、あてがはずれるかもしれませんが、
まずは「際限」を作って、
「際限がなくて面倒」から
「終わらせるまでが面倒」というステージに引き上げましょう。

対策②ー2 仕事を細分化する。

「困難は分割せよ」
デカルトの金言です。
自分では取り扱うのが困難なサイズで、考えるのが難しいときは、
それを細かく区切ってしまうことです。

まずは仕事の全体像を把握して、
それを自分でコントロールできるサイズまで
自分なりに区切ってみましょう。
そしてその区切ったパーツごとにスケジュールに組み入れて
一つ一つこなしていくようにするのです。
それまで巨大でぼんやりしてて手に付かなかったものが、
身近で手のつけやすいものに変わります。
それでも手を付けられない場合は、対策①へ。

原因③ 嫌な仕事だから。

そもそも経営者は自分で事業領域を決められるわけですから、
嫌な仕事を事業領域にしないことが一番ですが、
そうは言っても、自分のやりたい仕事も、
その中身がすべて自分のやりたい業務で埋め尽くされているわけではありません。

人間向き不向きや得手不得手はありますし、
当然好き嫌いもあります。
「嫌な仕事」と似たようなものとして
「不安な仕事」というのもあります。
どうしてもこれらからは目を背けたくなってしまうのは、
ある程度、仕方のないことでしょう。

だからといって、その嫌いなものや気の進まないものから
目を背け続けるわけにはいきません。
逆にこんな問題ほど、
後に回すことで大きな問題として膨れ上がっていく可能性があります。
単なる「面倒」とは違って、
自分に与えるストレスも極めて大きいものです。
だからこんなものこそ、
さっさと片付けてしまう必要があります。
さっさと片付けてしまわなければいけないのです。

対策③ 対策①と同じ

これは結局、言ってしまえば「やるのが嫌」なわけですから、
根本的には原因①と同じです。
その面倒レベルが高いだけで。
ですから、その対策方法は、
対策①がそのまま適用されます。

とにかくスケジュールしてしまう。
そして、とにかく手を付ける。
嫌なことでも、気が進まないことでも、
手を付けてしまったが最後、やってしまいます。
否、途中でやめてしまってもいいのです。
とにかく、手を付けましょう。

そして幸運にもそれを終わらせることができれば、
大きなストレスから解放される喜びが待っています。


以上が、私なりの、「仕事の後回し、傾向と対策」です。
私のブログ全体がそうですが、
これは、あくまで私個人の考え方と、
私個人の知識範疇のものです。
仕事を後回しにしてしまう理由もその対策も、
もっと他にあるかもしれません。
しかし、対策を考えるためにはまず、
「なぜ、そうなのか」という原因を洗い出すことが大切です。
まずは自分なりに、
自分がなぜそうなってしまうのかを考えて、
自分なりの対策をたてて実行してみましょう。

そして実行してみてもうまくいかない場合には、
また別の対策を実行してみましょう。
その試行錯誤の積み重ねが大切です。
今日のブログが、皆さんの
仕事後回し解消の一助となれば、幸いです。

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