良き習慣の、ゲーム化。

間もなく毎日ブログを書き始めて
330日になろうとしています。
自分にとって必要なことだからやっているのですが、
これが苦行になってはいかんと思っています。

目的が明確だから、続いている。

これまで、このブログ内でも何度か紹介していますが、
私が毎日こうやって長文のブログを更新している意味・目的は
いろいろあります。

自分自身の頭の中の整理であったり、
発信力(文章での発信・言葉での発信)の強化であったり、
私がどんなことを考えている税理士・コンサルなのか
知ってもらうことであったり。

もちろん読みやすい記事を書くとか、
正確な情報を心がけるとか
そういったことは大切にしていますが、
とにかくたくさんの人に読んでもらう、
という目的でやっているものではありませんから
読む人全員の共感を求めているわけでもありませんし、
むしろ、媚びないように意識しています。

書いている目的から考えると、
これを読んで、
「谷口の考え方は、理解できんわー」
ということであれば、
はなから距離を置いていただくのがベストなわけです。

ですから、当然たくさんの人に読んでいただきくはありますが、
アクセス数を求めて書いているわけではありません。

まぁいずれにしても、自分の中で目的がはっきりしているから、
これだけ続いているわけです。

たまに非常に危ない日もありますが、
そこを何とか乗り越えてこられているのも、
やはり目的が明確だからだろうと思います。
ここに、困難なことを習慣化する一つの秘訣があるように感じています。

ブログのゲーム化。

このように、自分にとって意味と理由があるから続いているわけですが、
これだけちゃんと意味や理由があったとしても、
やはり困難なことを継続するためには工夫が必要です。

そしてこれ自体が苦行になってしまうと、
別に自分の心を削るためにやっているわけではありませんから、
それは少し良くないことだろうと思っているのです。

そこで、ブログの継続を「ゲーム」としてとらえるようにしています。
基本、
「やらなければ!」とか
「こうあらねば!」とかで自分を追い詰めるのは
なかなかしんどいですからね。

そしてゲームである以上、ルールがあります。
そのルールは、
・その日の23時59分までに書く
・基本、経営者の役にたつ内容で書く
・平均2000字をキープする
・先取りして前日に書いてしまうのはOK。
といったところでしょうか。

このルールに則って、
「さあ、今日も私は、ブログを無事書くことができるでしょうか!」
みたいなノリです。

技術の向上と、スランプ。


これだけやっていると、やはり技術は向上してきます。
最初の内はどうしても120分くらいかかっていたものが、
今はテーマが決まってしまったら1時間以内でかけます。
本当に調子のいい日は40分くらい。

しかも自分なりに適当なテーマを選定すれば、
勝手に頭の中でストーリー展開してかける、
という状態です。

こんなときには、
「人間、訓練によって得られる能力って、すごいものだな」
と感じたりします。
しかし逆に、これだけやってきても、なかなか時間がかかってしまうことがあります。
しかもこういうのは、「今日は早かった」「今日は時間かかった」
ではなく、一定周期で一定の波のように訪れます。

いわゆる「スランプ」ですね。

そしてこういうときって、やはり脳が活性化されていないのか、
日常の経営・仕事をしていても、良いアイデアが降りてこなかったり、
仕事自体が不調になります。

こんなときどうやってそこから脱出しているかというと、
それは、
「いつもと同じように、とにかく書くこと」
でしかありません。

そうしているうちに、いつの間にかまた順調に書けるようになります。
そういう意味では、今のところ、力ワザですね。

書く環境を変えるなどといったことも大切ですが、
スランプから脱出するきっかけには今のところなっていません。
やはりスランプそのものとちゃんと向き合って戦う、ということが
大切なように思うのです。

スランプが、仕事の忙しい時と重なると、
それはそれは大変なことになるわけですが、
それすらもゲーム感覚で乗り越えることができるようになったら、
本物なんじゃないかと思います。

こんな感じでいろいろ工夫をしていても、
やはり継続はなかなか大変なことです。
いまだに大変な日は、やっぱりあります。

あとひと月あまりで1年になろうとしていますが、
「1000日の稽古を鍛とし、・・・」
という宮本武蔵の五輪の書にならって、
最低でも1000日は続けたいなと思っています。
宮本武蔵の言うとおり、
この領域に来てはじめて見えてくるものがあるはずですから。

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