【バックナンバー】新しいことにチャレンジする。

今でも毎日、とてもささやかなことでも何か一つ新しいことをする、
ということを続けています。
ただ、1月の引っ越しからこっち、なかなか日程がタイトで、
「チャレンジ」と呼べるほどのことができていないように思います。
4月を区切りにして5月からはもう少し新たなチャレンジをしていきたいな、と。
そんな自分に自戒を込めて。バックナンバーより「新しいことにチャレンジする」
をお送りします。

ーーーー以下、2021/10/15の記事より、一部改訂して転載ーーーー

私は意識的にも無意識的にも、日々いろんなことにチャレンジしています。無意識な部分は興味本位でやっているわけですから、チャレンジとは呼ばないかもしれませんが。今日は「チャレンジすること」をテーマにお話しを。

「いろんなことができる」と言われる

私は、昔から結構いろんな人に、
「谷口は、多趣味でいろんなことが何でもできるなぁ」、と言われるます。
どうやら一部の人からは多才であると思われてるようです。
私個人的には、これはどちらかというと「器用貧乏」の類であると思っています。
かつては、
「いろんなことをやっているが、何一つモノになっていなくて中途半端で、
なんて自分には才能がないんだ」
とか思ってました。
私がめちゃマイナス思考だった時代の話しですが(笑)。

確かにPCに関しても結構詳しいと思いますし、
日曜大工もできますし、
楽器はドラムもギターもベースもできますし、
なんとなく料理もできますし、
一応ちゃんと仕事もできますし(笑)。
比較的器用なところはあると思います。
でもこれは才能豊かだからできるのではなくて、
「とりあえずトライしてみる」からできているのだと思っています。

「そんなこともできるの、スゴイですね」と言われると、
「一度ちゃんとやってみて、ある程度突き詰めてみてくださいよ」
といつも思っています。
私も、実際に手を付けて全く向いてなくて
やめてしまったものもたくさんあります。
というか、こちらの方が多いかもしれません。

ポイントは、「興味をもてるかどうか」だと思っています。
例えば料理について、特に男性諸君からは
「自分は料理できないから」
という声をよく聞きますが、これはおそらく
そもそもあまり興味をもっていないんだろうな、と感じます。
興味をもっていないからそもそも手をつけませんし、
もし手を付けたとしても、なんだかうまくいかないから瞬間やめてしまう。

そりゃ、最初はうまくいかないですよね。
私も最初は散々ひどい料理を作り続けましたよ。
でもなんとか自分のイメージに近いものを作りたいから
何度もトライしていくうちにできるようになりました。

自分の「好き」がみつかる

こうしていろんなことに手を付けているうちに、
昔は何一つ極められないいわゆる「器用貧乏」な自分にいやになりましたが、
今はそれが自分の人生を豊かにしてくれていると思っています。

最近何かで見かけた記事で、
株式会社ジーンクエストというベンチャー企業の代表取締役である
高橋祥子さんという方が紹介されていました。
その記事のなかで、とても印象に残る部分がありました。
彼女は
「やったことないリスト」
というものを作っておられるそうです。
そして、やったことないことにどんどん取り組み、
それを消していくことでその中から自分の「好き」がみつかる、
とのことでした。
そして、
「それを早く見つけてほしい」
とおっしゃってました。

これはとても大切なことだと思います。
実際にやってみて、「できる」のレベルは人それぞれです。
でもその中から「これは好きだ!」と思うものが出てくれば、
それを突き詰めていくことができます。

実際に手を付ける前から、
「これは自分の興味ないことだな」とか
「これは自分にあまり向いてないだろうな」
ということもあるかと思いますが、
そこで終わらせてしまうのはもったいない。
実際にやってみて、もし自分の思わぬ「好き」に出会うことができたら、
それは本当に財産ですよね。

自分の可能性が広がる

人間年を取ると、ある程度自分の経験値の中から、
「これは自分には向いてないな」
というものを判断できるようになってきます。
でも逆にこれが自分の可能性の広がりを
押しとどめている要因になっているようにも思います。

わざわざ「これはしんどいな」と感じるものに
自分にストレスかけてやるほどのことはないと思います。
むしろそんなストレスは不自然だから、ぜひやめた方がいいと思います(笑)
悪い意味でストイックになることを目的とするものではないですからね。

でも、とりあえず手を付けてみて、
「これはちょっと、好きかも」
と思うものが出てきたら、その分自分の可能性が少しだけ広がります。

毎日ひとつ、新しいことを。

私は前述の高橋さんのように「やったことないリスト」は作成してませんが、
以前から「Daily New One」と名付けて、
「どんな些細なことでも毎日一つ新しいことをやってみる」
ということに意識を向けています。
仕事でこれまで取り組んだことのないちょっとしたことをやってみるとか、
入ったことのないお店に入ってみるとか、
いつも行っている飲食店でもいつもと違うメニューをあえて頼んでみるとか
(毎回そうするわけではありません)。
意識的に自分の体験の枠を「ぐいっ」と広げている感じですね。


このように、ちょっとした新しいことにチャレンジしていると、
もしそれをしていなければ体験することのなかったものに
出会える可能性があります。
ひょっとしたらそれが自分の人生を変えるかもしれない。
そこまでのことではないとしても、
その分自分の人生がほんの少し豊かになるように思うのです。

そうしてその中から本当に自分の好きなものが見つかれば、
それが仕事や新しい事業へとつながるかもしれませんし、
それこそ本当に人生を変えることになるかもしれませんよね。

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