ストレスを減らす、ストレスから逃げる①

私がこのブログを始めて1年8ヶ月くらい経過しているわけですが、
記念すべき初日目はちょっとした挨拶でしたので、
記事としてちゃんと記載したのは、二日目からです。

そしてその記事としての第一回目のテーマは「ストレスを減らす」というものでした。
今でもそうですが、経営者がいかに悪いストレスを抱えることなく経営するか、
というのは、私にとって一つの大きなテーマです。

ふと読み返してみて、これはやっぱりちゃんと伝え続けたいな、と思いますので、
あえてバックナンバーとしての取り扱いはせずに
大きく加筆修正して、二回に分けてお届けしたいと思います。

経営者は重荷を背負うもの。

経営者は本当にいろんなものを背負っています。
本人がそれを気にしているか気にしていないか、
そしてそれに対する耐性が強いか弱いかという差はあれど。

だからこそ心を病んでしまう方や、
病みかけているけどそのことに気が付いていない方も、
実は結構いらっしゃいます。

私自身、経験をしていることもあり、
いろんな方の相談に乗ったことがあります。
「仕事以外の仕事はしない」が私のやらないことリストにあがっていますが、
一経験者としてこれは自分しかできないことだろうと思っているので、
信頼している方からの紹介に限り、
相談を引き受けています。

極めて心が健全でバリバリ前向きに進んでいるときはいいのですが、
ふとしたきっかけでそれが大きく崩れてしまうことも、
普通にあるのです。
バリバリ頑張った結果心がくたびれてしまった方は、
ぜひ一度読んでいただけたらと思います。

※私は精神科の医者ではありませんので、以下に記載することはあくまで私の経験による私見です。
これを参考に行動された結果については責任を負いかねますのでご了承ください。

大切なのは自分の命

基本的に心を病んでしまった方、またはその一歩手前にいらっしゃる方は
まじめな方が多いです。

まじめだからこそいろんな課題に対して
「こうあらねばならない」という考え方で突き進んでいき、
融通が利きません。
そしてこの「こうあらねばならない」が実現できなかったときに自己嫌悪を引き起こす、
ということにもなります。

そうしているうちに、いろんなものにがんじがらめにされて、
気が付けば病みかけている、という状態になってしまいます。

その事実に気が付けばまだ良いのですが、
まじめな経営者は責任感がとても強く、かつ不器用なものですから、
そんな現状すら当たり前の日常であると受け止めて、
最終的に大変な状況まで落ち込んでしまう方も多いように思います。

この領域に踏み込んでしまうと最終的には、
「いつ死んでも不思議ではない」というところに行きつきます。

これが本当に恐ろしい。
自分の命よりも大切なものなど、
この世の中にそれほど多くはありません
(私自身、それは家族くらいだろうと思っています)。

ですから、
「死んだ方が楽かな」
「このまま死んだら楽になるのにな」
とか考え始めたら、
ぜひその状況から脱出することを考えてください。

まず最初に守るべきは、自分の命です。
自分よりも人(特に社員さんやお客様)を優先する気持ちはわかりますが、
自分を守ることができなければ、
結果多くの人を不幸にします。

精神科医も「?」な人ばかり。

一度客観的な視点にたって自分自身を見つめてみると、
自身がどんな状況になっているのか、すぐにわかると思います。
「なんか、やる気がでなくなった」とか
「理由もないのに涙が流れた」とか
「人と話しをするのが怖くなった」とかそんなときは
あからさまにおかしな状態です。

そんなときには、とりあえずは
「こころのクリニック」のようなところに行きましょう。
恥ずかしいとか、そんな思考は不要です。
ただし、あまり多くの期待をせずに行ってください。
目的は、
「客観的に自身の状況を判断してもらうこと」
です。

ここは多くの反論をいただくことを覚悟のうえで書きますが
(というかコメント欄がありませんから反論はできないわけですが)、
精神科医にかかったところで、
その状況が改善することは、まずないと思ってください。

すぐに薬を処方されますが、その薬はあくまで対処療法ですので、
風邪薬と同じで、それを飲んでも治るものではありません。

結構無神経な言葉をぶつけてくる精神科医も普通にいますので、
より悪化するんじゃないかということも普通にあるかと思います。

そして何をしてくれるかというと、
状況を聞いて、薬を出すだけ。

夜眠ることができないのであれば睡眠導入剤は有益ですが。
いずれにしても過度な期待を抱いて行っても、
思いが満たされず落ち込むだけなので、
最初から「そんなものか」という気持ちで通いましょう。

そして「この医者、全然自分に合わない!」と思ったら、
即座に他のクリニックに浮気しましょう。
そんなストレスを抱えたら、治るものも治りません。

心が病んだ原因は、要はストレスです。
また次回に詳細を書きますが、
原因を取り除かないことには、治るわけはないのです。

雨の中傘もささずに突っ立ったまま、
服が乾くのを待っていても、乾くわけはないのと同じ。
薬を飲むより大切なのことは、ストレス回避です。

ということで、今日はここまで。
できればこの続きは明日、書きたいなと思います。
いつものことですが、もっと書きたいことが出てきたらそちらが優先されます。
ただ近いうちには必ず書きますので、もし明日のテーマが違ったら
明後日をお待ちください(笑)。

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