【バックナンバー】今しかできないことにフォーカスする。

事務所を自宅併設するに至り、
これまでと仕事をしている時間は全く変わりませんが、
出勤をしなくて良いというだけで、
家族と過ごす時間が格段に増えているように思います。

長男が今年小学校を卒業する今だからこそ、
「この数年、もっと子供たちと一緒の時間を過ごすこともできただろうなぁ」
と考えさせられます。
そんなことを考えた今、このバックナンバーをお届けします。

--- 以下、2021/09/24の記事より ---
(年齢等、今日現在に置き換えています)

これまでの人生を振り返ったとき、
「ああ、あの時にあんなことしとけばよかったな」
と思うことがたくさんあります。

私は今年で49歳になります。
人生100年と考えると、まだ折り返し地点なわけですが、
この折り返し地点あたりで一度、
今後そのようなことにならないように必要なことをまとめておこうかと思います。

メメントモリ

『memento mori』
ラテン語で「死ぬことを忘れるな」という意味です。

自分はいつか必ず死ぬ存在であることを忘れるな、
ということです。

私にとってそれは50年後かもしれませんし、
今日かもしれません。
仮に50年後であったとしても、
それを日数に置き換えてみてください。
たったの18250日です。

健康で何でもできる年齢が75歳だとしたら、
日数はその半分の9125日になります。
こうやって数字にしてみると
意外にも残された人生短いのだな、ということに気が付かされます。

「メメントモリ」とは、
こういったことを意識して毎日を生きろ、
ということなのだろうと思います。

私の朝起きたときにルーチンとして確認するエクセルシートがあるのですが、
そこに、人生のカウントダウンをつけています。
それも人生の節目ごとに。

下の子が成人するくらいの50歳になるまで、あと何日か。
バリバリ仕事をすることをやめる60歳まで、あと何日か。
仕事をスローダウンする70歳まで、あと何日か。
完全に仕事をゼロにする80歳まで、あと何日か。
そして人生の終わりである90歳まで、あと何日か。

これを毎日目にすることで、残りの人生を意識するようにしています。

特に80歳が私の中で最も大きな節目と考えています。
仕事から完全引退する予定の歳でもありますし、
ちゃんと健康管理ができているとしても、体の自由が本当にきかなくなる
そんな歳だからです。

この80歳までの残り日数カウントの100の位が変わったときに
ドキッとします(笑)。
ちなみに今よりも医療が発展していることを前提にしています。

そして「80歳まで仕事するの?」という声が聞こえてきそうですが、
仕事することが健康に長生きする秘訣だと思っていますので、
大きくボリュームを下げたとしても、
それくらいまで仕事を続けるつもりでいることが大切だと考えます。

今を楽しむ。

こうやって考えてみると、
あまり時間は残されていません。

しかし、あまりあまり残されていないから、焦って
「いろんなこと頑張らなくちゃ!」
と考えているわけではありません。

あまり残されていないから、
「できるだけ楽しまなくちゃ」
と考えるようにしています。

この「できるだけ楽しまなくちゃ」
というのがとても大切であるように思います。

残された時間を考えるのに、
その残された時間をつらく苦しい旅にするつもりはありません。

でもこういうことを考えるとついストイックになって
「あんなことしなきゃ、こんなことしなきゃ」
となってしまいがちです。

これは逆に不幸の始まりのような気がします。

残された時間を楽しかったなと振り返ることができる時間にするために、
「メメントモリ」なのです。

そのために私は、今を楽しむことを大切にしています。
もちろんこの「楽しむ」というのは
仕事の手を抜いているということではないですよ。
むしろ結構頑張ってますよ(笑)。

そして今をを楽しむ、という中でも特に、
「今しかできないことを大切にする」
ということに意識を向けています。

今しかできないことがある!

人間おそらくそれぞれの現状おかれたステージの中で、
今しかできないこと、というのがあるかと思います。

野心をもってバリバリ働くといったようなことは、
20代だからこそ許されるものであるかもしれません
(もちろん20代に限った話しではないですが)。

自分の子供が小学生であるとして、
小学生時代の子供と遊んであげられる時間というのは
6年間しかありません。

積極的にアクティブな旅に出ることは、
60歳を過ぎると難しいかもしれません。

今の年齢しか、今の環境でしか、今の時代にしかできないことが
たくさんあるかと思います。
そしてそれは、その機会を逃すと二度と帰ってくることはありません。

そういった視点で、今しかできないことを考えてみる。
できるだけ、自分にとって身近な人、身近なことから考えてみるのはどうでしょう?
身近な人が自分にとって最も大切な人だろうと思いますから。

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