【バックナンバー】自宅をオフィスにすること。

いつぞやかのブログでも案内しましたが、
自宅を増築し、そちらに事務所を移転中です。
最低限仕事ができる環境は整えて、すでに新事務所で仕事をしておりますが、完全に引っ越しが終わったわけではなく、2月いっぱいで移転完了して、公には2023年3月1日から新事務所稼働という形で進めています。
ということで実質的に、自宅がオフィスになったみたいなものとなりました。
タイムリーですので、以前書いた「自宅をオフィスにすること」を一部改訂しつつ再掲いたします。

--- 以下、2021/09/17の記事より(一部改訂) ---

いまさらの話しですが、コロナ感染拡大の影響で、
web会議とテレワークの環境は大きく進化し、一般化しました。
そこで、自宅をオフィスにすることについて
そのメリット・デメリットなどを考えたいと思います。

コロナの恩恵

リモート会議とテレワーク。
いずれそんな時代が来たことかとは思います。
しかし、不謹慎な発言かもしれませんが、
コロナウィルスのおかげで私の感覚としては、
3~5年時代が先取りされたイメージです。

それに伴い、人々の移動時間が大きく圧縮されました。
実際に足を運ばないと感じ取れないもの・体験できないものはたくさんありますが、
日常での移動時間が少なくなることはとてもいいことだと思っています。

私は年間170時間、仕事として移動時間を使っていました。
これを半分にすることができれば、1年で85時間、新たに使える時間が生まれるわけです。これはなかなかにインパクトのある数字です。
そしてその生まれた時間を安易に仕事で埋めてしまうのではなく、
会社の付加価値を高める、将来の収益力を高めるために使っていきたいと思っています。
(2023年2月現在、税理士業・コンサル業を通じての移動時間は当時の半分以下に減少しております)

テレワークについて

さて、冒頭にも書いたテレワーク。世の中で進んでますよね。
業種業態によって限界はあるのでしょうが、
仕事の場所の選択肢が増えるという意味ではとてもいいことです。

オフィスが一番効率がいいと思ったら大間違いです。
実はオフィスは生産性が低いという研究結果も出ていたりします。
人と人が交わると、そこにコミュニケーションが生まれ
そこから思わぬものが生まれたりもするのですが、
無駄な時間もたくさん生まれます。

新しいものを生み出すコミュニケーションの時間は
それはそれとして別途設ければいい話です。

自宅での仕事が可能ということになれば、
必然的に今のような広い事務所は不要となりますしね。

それでは自宅仕事のメリットデメリットを整理してみましょう。

メリットデメリット

・メリット

・会社までの移動時間がゼロ
・電気・通信などのインフラが家庭にそろっているので、これらがダブらない。
・パソコン等の設備についても同様
・家族との時間がたくさんとれる
・会社にいると思わず手を付けてしまう不要不急の仕事をしなくなる
・オフィス家賃がかからなくなる

・デメリット

・会社で仕事をするのと同じ環境を整えないといけない。
・家だとだらけてしまう可能性がある
・仕事をするだけのスペースがないかもしれない
・応接室が確保できなければ、来客の時にかっこ悪い。
・会議室がない

こんなところでしょうか。

しかしだらだら仕事をしてしまうのは家でも会社でも結局同じことだと思います。
逆に集中できなくなったらカフェに行くなど
環境を変えたらできるようになったりしますので、
テレワークでそんな幅がひろがったともいえます。

会議室にしても、来客は事前のアポイントがあるわけですから、
そのときに外で借りるなど工夫をすれば
いくらでも解決できるかなと思います。
社員さんのいる会社だと抵抗もあるかもですが、
社員さんにとってもメリットが生まれる工夫をしていけばいいのかなと思います。

私は、自宅に戻ります。
現在事務所は子供の学校と自宅との通学路の間にあります。
うちの事務所は奥さんも働いてますので、
子供は学校が終わったら誰もいない家ではなく家族のいる事務所に帰ってこられる、
というコンセプトです。
そしてパートさんもうちの子供のママ友ですので、
同じように学校から事務所に帰って来ることが可能です。
そんな環境が整っていますので、現状いまのオフィスを大切にしたいと思っていますが、あと数年して子供たちが大きくなると学校の場所が変わりますのでこのコンセプトによるメリットがなくなってしまいます。このタイミングでうちの会社も完全テレワークに切り替えようと考えています。その日に向けて今から少しずつ環境を整えてまいります。
(2023年1月現在、来年から長男の小学校卒業に伴い、上記のメリットが失われますので、この予告通り引っ越しを実現した、ということですね)

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