発信は、数を打ってこそ。

発信力が足りていない会社が、
小零細企業には多いように思います。
広報のためだけに人材を確保するなんてことはできないので、
当然といえば当然です。
しかし発信は大切です。
知ってもらわないことには、ものは売れません。

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とにかく数を打つ。

発信力を高めるには、とにかく数多く発信する、
というのが、大原則です。

あまり発信が得意でない人の中には
「こんなことでも発信していいのか」
という抵抗感を感じている方がわりと多くいます。

そうして内容を吟味しているうちに、
ぜんぜん発信できなくなってしまう。

これはとてももったいないことです。

仕事でも何でもそうですが、
100%になってから動くことを考えていると、
いつまでたっても動くことはできません。

そうこうしているうちにタイミングを逸してしまったらり、
後手にまわってしまったりするのです。

基本的には質よりも数が大切。
instagramでも、映える写真がいいのは当然ですが、
あまりにもひどいのは論外としても、
「いい写真がないからあげられない」
ではなく、
とりあえずどんどんあげてみましょう。

数を打つことで、何事もどんどんと上達しますし、
実際に行動することから反省が生まれ、
その反省が次の行動へとフィードバックされて、
その行動がさらにブラッシュアップされていきます。

質の高いものを一撃必殺で表に出すことにこだわるより、
質が低かろうが繰り返し行う方が、
結果として精度高く発信できるようになるのです。

経営において、考えることも大切ですが、
それと同じくらいスピードも大切だと思っています。
リスク測定は事前にしておかなければなりませんが、
リスクが低いものは即座にやりましょう。

発信なんてのは、とんでもない非常識なことで炎上しない限り、
リスクなんてほとんどありません。
数をこなして、PDCAを高速回転するのが、
ベストだと思います。

ネタを見つける工夫をする。

instagramでは写真がなければ発信はできません。
これと同じように、
基本的に発信はネタがあってこそできるものです。

そして発信力が弱かったり、発信が継続できないのは、
この「ネタ不足」というのが大きな原因であったりします。

ですからネタを日常生活や通常の業務の中に見出す必要があります。

これはまずは意識的にネタを見つけることを継続し、
習慣として身につけるほかありません。

そして前述の「ネタの品質」にもつながる話しですが、
それが使えるネタなのかどうなのかわからなくとも、
とりあえず拾い集めて蓄積することが大切です。

「いいもの探そう!」と思っても
なかなかそんな毎日刺激的なことばかり起きるわけではありませんよね。

ですから、何もないような日常の一部を切り取ることで、
それをネタにすることが求められます。
そしてそれは案外身の回りに落ちています。
ただそれを、ネタになると感じられる感度が弱いだけ。
使えるかどうかは二の次にして、
とにかく気になったものがあったらメモしていきましょう。

私もブログのネタに困らないよう、
日々アイデアをストックしています。
そしてその大半が日の目を見ないものたちです。

しかし今はただ感度が低かったり、
自分の中でそのテーマを深められていないから
ブログのテーマになりえないだけで、
いずれ実際にテーマとして採用できる日が来たりします。

ですので、そうやって蓄積したもののうち、
絶対に将来にわたって採用されないだろうと確信を持てるもの以外は
ボツにすることなくストックしてあります。

採用するより溜まる方が早いので、現在120以上ののストックがあります。
しかしそのほとんどが、現状使えないものばかり。
でもそれをたまに見返した時に不思議なことに、
「あ、これ今なら書ける!」と感じられるものが出てくるのです。

ネタ収集の段階からハードルをあげてると、
発信なんていつまでたってもできません。
とにかく集める。そしてとにかく出してみる。
そして徐々に精度を高めていく。
これに尽きます。

どれだけ尖れるか。

発信をするときに、
内容の質の問題ではなく、
その内容そのものの問題で
発信をためらってしまうことがあります。

私もブログを書いている当初は、結構この壁がありました。
間違えてたらどうしよう、とか
こんなこと誰でも知ってるんじゃないか、とか
前回にも似たようなこと書いたな、とか
電話は嫌い、とかw。
こんなこと書いて、批判はないだろうか?とか。

しかし、小零細企業は、
自社の商品・サービスの独自性でしか闘う術をもっていません。
ニッチだけど極めてこだわりの強いところに共感してくださる方に対して
商品をお届けする。
それによって、価値がうまれます。

だから、自社はどんな思いでどんなことをしようとしているのか、
その本音の部分を伝えないことには、
そこに共感は生まれません。

毎日ブログを1年以上書いているうちに、
私にとってそのハードルは相当低くなり、
ずいぶんと自由に表現できるようになってきました。

それを読んで「なに言ってんだこの人は」と感じる人もいるでしょうが、
それは私にとって顧客ではないので、どうでもいいのです。
それよりも変に遠慮して、ミスマッチが生じることの方が
よっぽど恐ろしいな、と思っています。

でも直接批判されるのはやっぱりイヤなので、
コメント欄は一切設けていません。
静かに去っていってください、ということです(笑)

独自性を際立たせるためには、
尖がる必要があります。
非常識な内容で炎上してしまったり、
自社の信用を落としてしまうようなことは
もちろん避けなくてはなりません。

しかしそれがクリアできているのであれば、
むしろ自分らしさ・自社らしさ満載のものを打ち出すことで、
発信に威力が生まれます。

ただ、事業者として発信をする以上、
その発信がなんのためのものなのかは明確にしましょう。

基本的に顧客の創造が目的であるはずですので、
そこにつながらない発信は、むしろ
あなたが何を言いたいかということがぼやけてしまいます。

「とにかく数を打つ」
といっても、
お昼に何を食べたとかいう情報は、
何事にもつながりません。

ターゲットを明確にし、ターゲットに対して何を届けたいのか
それだけはしっかり心にとどめて、
数をうちましょう。
そして反省して、
また数をうちましょう。

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