ネタをため込む!!

こうして毎日ブログを更新しているわけですが、
そのためには当然ながらネタの仕込みが大切です。
そこで今日は、私がやっているネタのため込み方について。

このブログは、ブロガーがターゲットではありませんが、
経営者が日々の中から自社経営に関するアイデアを蓄積する参考にもなるかと思いますので。

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お題と見出しが決まれば9割完了

ブログはどこで一番苦労をするかというと、
今日のお題を決めることです。
逆にいうと、お題が決まって8割完了、
そして見出しテーマが3つほど決まれば
9割がた完成しているようなものです。

もちろん最も時間がかかるのは記事を書いている時間ですが、
ここはもうほぼ「自動的」。
ですから、即座にお題が決まる日は、
ブログにかかる時間も負荷も
皆さんが考えているよりも少ないものです。

それだけにこの「お題」が決まるまでの時間を
どれだけ短縮するかが最も大切です。

そのために日常的にネタをため込んでいます。

8割捨てる覚悟。

日常生活のなかでネタを拾い集めるにしても
「これはブログに使える!」
と確信をもてるものだけを拾っていても、
なかなか溜まっていきません。

ごくまれに、
「ああ、これは記事になるわ」と
鮮明にイメージできるものもありますが、
それはむしろまれ。

というかそんなことはほとんどなくて、
ちょっと興味のあるものとか、
ふと気づいたものとか、
経営に関わるかどう関係なく、
とにかく何かほんの少しでも引っかかったら、即メモします。

そうやって蓄積していくので、
「アイデア段階」
ともいうべきブログネタは、
項目数としては常に100以上ストックされています。

そしてこれが全てが日の目を見る時が来るかというと
そんなわけはなくて、
よくて2割程度。
8割は使い物にならなくていずれゴミ箱行きです。

今日何を書くかということが
明確に決まっていない場合には(ほとんどがそうですが)、
このアイデアストックを順番に眺めて、
今日書けそうだなと思うものを書きます。

その時に即メモする重要性。

8割がブログ記事にはならない、いわゆるボツネタなわけですから、
その8割はすぐに捨ててしまうかというと
そうではありません。

自分が引っかかったテーマであることは間違いありませんし、
あとから振り返って
「これは明確に違うな」
というもの以外は相当長い期間残しておきます。

不思議なもので、半年くらい前にストックされて、
それ以降しょっちゅう眺めていてもずっと
「これはブログにならないな」と思っていたものが
ある日突然、
「これは記事になるな」
と感じる日が来るのです。

これが結構あります。

どんなネタや気づきが、
いつどのような形で重要性を帯びたり、
他のテーマと掛け合わされることで意味深いものになるかは、
その時になってみないとわからないのです。

少しでもひっかかったものはその時に即メモする、
ということの重要性がここにあります。

もしそこでメモしていなければ、
それはその時、瞬間的に目の前を通り過ぎただけで、
その後二度と思い出されることはなかったかもしれません。

経営においても同じことだと思っていて、
「これは自社の経営のヒントになるかも」とか
そこまでいかなくても、ブログネタと同じように
ちょっとでもひっかかったものは、
その場でメモとして残します。

それが「経営アイデア」として蓄積していって、
ひょっとしたら将来的に
自社経営に生きる重要なパーツとなるかもしれないからです。

そのアイデアに出会った時に、
「あぁ、これは面白い」と感じたとしても、
それを後々まで記憶にとどめられるほど、
人間の頭は優秀ではありません。
少なくとも私は。

その時点で記録として残さなければ、
95%を超える確率で忘れ去られます。

せっかく一度出会ったアイデア、
そのままどこかへと流れ去ってしまうのは
もったいないと思いませんか?

アイデアの蓄積のしかた

これは人それぞれ、個々人が工夫して身につけたものがあるかと思います。
ですからそれがやりやすいのであれば、
それを継続していただければいいのですが、
私のやり方は、とにかく一元化すること。

これを実際のノートに書き記して
ため込んでおられる方もよく見かけます。

今回は「ブログのネタ」という切り口でお話しを始めましたが、
もちろん自社経営のネタや、
セミナー参加で気が付いたことなど、
アイデアにもいろんな出所があろうかと思います。

これをそれぞれノートを別にしたり、
PC保存するにしても別ファイルで保存すると、
次にそのアイデアに辿り着くのが容易ではありません。

ですからこういったアイデアや情報の蓄積は、
出来る限り一か所に集めることが大切です。

そしてそれを改めて読み返すことで、
何度も振り返ることができるようになります。

私の場合それを
「エバーノート(evernote)」
というアプリで行っています。
ずいぶん昔からあるアプリですので、
ほとんどの方が聞いたことくらいあるんじゃないかと思います。

その具体的な活用方法はまた別の機会に触れるとしまして、
このアプリは、
一つのアカウントの中でノートをわけて記載することも可能ですし、
全記録の中から文字検索することも可能です。
そして月額料金がかかりますが、
複数のデバイスで共有できますので、
記録したものを
会社PC、ノートPC、iPad、スマホなどで
閲覧することが可能です(もちろん記述も可能)。

今は電車に乗る機会も減りましたが、
そういった手持無沙汰な時間に、
ふと自分のストックしたアイデアを振り返ったりすることができます。

アイデアの記録法

前述したのは、蓄積したアイデアを後に活かせるようにストックする方法ですが、
ここに至るまでに、
まずそのアイデアが目の前を通り過ぎたときに記録する方法を
確立しておかなければいけません。

その都度いちいちノートパソコンを起動したり、
タブレットを開いて入力するなどというのは、
現実的ではありません。
そもそも取り出して開くまでに時間がかかりますし、
常に手元にあるわけでもありません。
アナログで紙にペンでメモ、というのも同じことです。

そこで活きてくるのが、スマホです。
スマホであれば、外出していても(というか外出しているからこそ)
手元にあります。
そこに音声録音アプリを入れておくのです。

androidスマホであれば標準で
「google keep」
というアプリが入っています。
これはちょっとしたメモを取るアプリですが、
音声メモのボタンを押して話しかけると、
それを音声として記録してくれるだけでなく、
音声認識で文字にして保存できます。

さっとスマホを取り出してGoogle Keepを立ち上げ、
音声メモを押して小声でそっと記録する。

周囲から見ても、
それほど奇異にみられることもありません(笑)。

これはあくまで私のやり方ですから、
ほかにももっと便利な方法があるかもしれません。
「即時メモ」に関心をもっていただいたならば、
自分なりの最も便利な方法を
試行錯誤の中から編み出していただけたらと思います。

ネットを見ているときや本を読んでいるときだけでなく、
街中を散歩しているときや、
お店で買い物しているときなど、
アイデアの種はあらゆるところに落ちています。

それらが、ただ自分の前を一瞬通り過ぎたものとするのではなく、
捕まえて蓄積して、後に活かせるようにしましょう。
アイデアは捕まえてこそ、
そして経営に活かしてこそですから。

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