未来ではなく、今を見る。

ブログ毎日書かない宣言の翌日に、いきなり更新するという・・。
まぁそんなものです。
だからといって毎日更新されるわけではありませんから、
あまり期待しないでくださいね。
そして文字数にはこだわらずに、ゆるーく行きたいと思います。

今日は未来を予測するのではなく、しっかり「今」を見つめましょう、という話しを。

未来は予測できない。

よく「あの人は先見の明」がある、という言い方をします。
しかしそんな人の多くは、別に未来の予測ができているわけではありません。
本当に未来を予測して、それが高い確率で当たっている人は、
もはやエスパーです。

ドラッカーも「未来は不確実」と言っています。
確定している未来、と言われている人口も、
結局は今すでに出生している部分が確実なだけで、
中長期的な将来予測はこれまでも
結構はずしてきています。

新しいものを生み出そうとするときに、
みんな将来を見通そうと
必死になりすぎているように思います。

前提として、「未来はわからない」。
この理解が大切なんじゃないかと思うのです。

そんなわからないものに、経営基盤の脆弱な小零細企業が
バクチを打つわけにはいきませんよね。

今の中にヒントがある。

それでは、未来が不確実な中で、
どのようにして画期的な事業を生み出すかというと、
そのヒントは「今」の中にあると私は思っています。

「今」の中には新しいものはないんじゃないかと思われていますが、
そんなことはありません。

というか、そもそもそんな完全に新しいもの、
世の中に影も形もないものを追い求める必要はありません。

「今」をしっかり目を凝らして見つめるだけでも
いろんなものが落ちているはずです。
同業ではなく、全く異なる業界をベンチマークしていると、
新しい気づきが得られます。
今そこにある社会問題を意識していると、
その解決がビジネスにつながるかもしれません。

そういった「今そこにある、問題・課題」で、
誰も手をつけていないもの、
またはあまり人がやっていないもの、
そういうものにはビジネスチャンスがあると思います。

外部環境をつぶさに観察して、
果たして「今」はどんな社会なのか。
何が問題で、何が求められているのか。
その中から生み出せるものがきっとあるはずです。

自社の強みを活かせるものを

前述のように、「今」から得られたヒントから、
あまり人が手がけていない、または誰も手がけていないものが
みつかったとしましょう。

そのときに、その事業に手を出すかどうか、という判断が
とても大切です。

チャンスに見えるから、儲かるように見えるから、飛びつく、というのは、
ルアーに食らいつくブラックバスのようなもの。
失礼なもの言いですが、
反射的に飛びつくのはアホのすることです。

果たしてそのチャンスに見えるものは、
自社の能力をちゃんと活かせるものなのか、
自社の強みと掛け合わせて、独自性を生み出せるものなのか、
今の自社の事業と相乗効果を生み出すものなのか。
そんな視点をもって判断するようにしましょう。

社会経済、業界業際、消費者生活者が
どのような状態におかれているのか。
これを認識しておくことは、とても大切です。

手段は何でもいいので、経営者ならば、
できるだけ多くの情報を収集できる状態になっておきましょう。
その「今」の情報が、会社の未来を創ります。

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