いろんなことをやってみる人と、そうでない人がいます。
私は、すぐにいろいろやってみる人です。
そのメリットと、注意点について。
興味を持ったら、やってみる。
私は少し興味をもったら、
とにかくいろんなことをやってみる人です。
なぜそうかというと、その方が人生が豊かになるかもしれないからです。
あくまで「かもしれない」ですが。
やってみないとわかりませんからね。
しかしやらないと、一向に自分の幅は広がっていかないように思います。
結果としていろんなことができるようになります。
ただし器用貧乏になってしまう恐れがあります。
だからやるからには、めちゃ調べて、結構本気で取り組みます。
「器用やなぁ」と言われることもありますが、
器用なのではなくてやってみているからだと思っています。
まずはやってみると、意外となんとかなるもんです。
仕事だってそうです。
ビジネスシナリオの話しをこのブログでも何度かお話ししているかと思いますが、
今やっている仕事がそのまま10年後に通用するわけはありません。
また、今ある仕事の形を少し変化させて、
もっと効率よく働けるようにできるかもしれません。
しかしこれらは全て、ある種の「実験」から始まります。
新しい事業を考えるセオリーというのもあるのですが、
最終的には結局やってみんことにはわからんのです。
だから、自分の仕事まわりで
「こんなことやってみたらオモロイかも」とか
「こんなことやってみたら喜んでもらえるかも」ということは、
積極的にどんどんやってみることが大切だろうと思います。
また、一つの事業に特化して極めていくことも大切ですが、
外部環境の変化の激しい昨今では、
いくつかの事業の柱を持っておいた方が良いと、私は考えています。
そういう意味でも、
あくまで今の自分の強みを活かせて、自分が「オモロイ」と思えるものという範疇で、
いろんなことをまずやってみて、
それが次の事業の「種」になり得るか、考えてみましょう。
これは小零細企業の特権だと思います。
大企業だとなかなかこんな実験的なこと次々とできませんから。
そしてやってみて、「あ、これ、うちの会社に合わへんわ」と思ったら、
すぐやめたらいいのだと思います。
ちゃんとリスクは考えておく
ただ、自分の趣味とか生活の中でいろんなことに取り組むのは自由ですが、
それがビジネスにつながるかも、とか
または最初からがっつりビジネスである場合は、
事前にちゃんとリスクは考えておきましょう。
これを始めることで、どんなことが起きるのか。
そこにリスクが生じる可能性があるのなら、
当然それに備えておく必要はありますし、
引き際というのもとても大切になってきます。
いずれにしても小零細企業、
もともと資本力はたいしてありませんから、
最初からバクチを打つわけにもいきません。
基本的には、
「小さく初めて、大きく育てる。」
これが大切なのだろうと思います。
リスクに備えて小さく始めてみて、
「なんかストレスが溜まる」とか、
「うちの会社らしくない」とかに気がついたら、
即やめましょう(笑)。
小さいものでしたらお金もさほどかかってないでしょうから、そこにリスクはありません。
事業として本気でやるなら、徹底的に。
いろいろトライしていく中で
「これはオモロイし、ビジネスとしてちゃんと育っていくぞ」
と感じたら、そこからはギアチェンジです。
それを本気で事業の「柱」として育てていくつもりがあるのであれば、
中途半端ではなく、徹底的に深掘りし、
着実に足下を固めながら粘り強くやっていきましょう。
中途半端な形で事業としてしまうと、
たいして儲かることもない（または赤字かもしれない）事業の残滓みたいなものが
会社内にたくさんと蓄積されていきます。
事業を形にできない人の典型例です。
最初は「ワクワクすること」から始めた事業であっても、
それを事業の柱に育て上げていくまでには、
なにげに地味な作業の積み重ねが大切になってきます。
この山を越えずに
「やっぱこの事業、そんなに儲からんと思う」
とか言い訳して、どんどん途中でやめていってしまう人が、
結構いるように思います。
本当に、そう思っているのか。それともただ面倒くさいだけなのか。
そこの自己判断は厳しめにいきましょう。
ただこの場合でも、引き際だけは明確にしておく必要があります。
「柱に育てる」という覚悟をもって取り組んだのであれば、
そこには多くの時間と多くの人と、それなりのお金が投入されていますし、
これからも投入され続けます。
ですからそれらをダラダラと垂れ流し続けることは
リスク以外の何ものでもありません。
お金を注ぎ込む必要のある事業は、
始めることよりも、それをやめることの方が難しいものです。
やってみないと興味があるかすらわからない。
もっと気軽な感じで書き始めた今日のブログですが、
ビジネスに絡めた結果、なんだか大きな話しになってしまいました(笑)。
ブログは生き物です。
私の手が勝手に動いて、あらぬ方向へ行ってしまうのです(笑)。
そこでちょっと身近な「興味」の問題に引き戻しますが、
世の中にあふれているいろんな物事の中には、
実際にやってみないと、
「これ、実はめちゃ自分に合ってる」
ということにすら気づかないモノがあります。
どこに、自分の人生を豊かにする体験との出会いが落ちているか、
それは誰にもわかりません。
だから私は、ある人に見習って、
「一日一個、必ず新しいことをする」
と決めました。
「Daily New One」
と名付けて、記録をしていってます。
どれほど些細なことでもいいのです。
例えば、
私、前述のように結構いろんなことに興味をもちますが、
外食に行く先とか、そこで何を食べるかとかは結構保守的で、
結局いつもの場所でいつものものを食べてしまったりしていました。
このルールを定めてから、
積極的に新しいお店に行くようにしましたし、
普段の店でも違うものをオーダーするようにしています。
もちろんハズレもありますが、
思わぬ素晴らしいものに出会えることもあります。
だから、
「それ興味ないわ」でスルーするのではなく、
そこに新しい体験のチャンスが落ちているのであれば、
とにかくトライしてみることが、
何か人生を豊かにしてくれるかもしれませんし、
その先に思わぬ新しい人生の扉が開くかもしれません。
Daily New One。
「それおもしろいかも」、と思った人は一度すぐに始めてみてください。
そして、始めてみて
「それしんどいわ」と思ったら、
すぐにやめましょう(笑)。
