世の中にクリエイティブでない仕事はない。

毎日同じ仕事でおもしろくない、と思っていませんか?
クリエイティブな仕事ってうらやましいとか思っていませんか?
そんなことを言っている社員さんはいませんか?
でもちょっと待っていただきたい。
その、今あなたがやっている仕事、クリエイティブにできませんか?

クリエイティブなお仕事。「多肉生物」が気になる。

同じ仕事でつまらない?

よく、毎日同じ仕事でつまらない、とか、
生産的な仕事でないからつまらない、
という声を聞きます。

果たしてそれはホントにそうでしょうか?

私は世の中に
「クリエイティブでない仕事」
なんてないと思っています。

今の仕事に本当に工夫の余地はないでしょうか?
何か変化を起こして、より良くすることは不可能でしょうか?
絶対に何かあるでしょう。

それが「ない」というのは、
結局そのような変化を起こしたくないことへの言い訳か、
もしくは結局は変化を起こすよりも今と同じ事やっている方が安心だという、
おかしな安定志向によるものなのだろうと思います。

生き物は基本的に変化があるということはリスクと認識しますから
人間も生き物である以上、
変化を嫌うことは本能的なものであるという意味で
ある程度は仕方ないことです。

しかしそうやって変化をしていかない生き物は、
ゆっくり滅んでいきます。
会社だって同じです。
そして今と変わらないということは、現状維持ではなく退化ですから、
中長期的にその方がよっぽどリスクです。

今の仕事が「つまらないなぁ」と思うのであれば、
勇気を持って変化を加えましょう。
それを上司が許さない、ということであれば、
そんな上司は無視しましょう(笑)。

時間がないのが怖ろしい

クリエイティブな思考で仕事をすることで、
どれほどルーチンな仕事でも、
変化させることができます。
進化させることができます。

それにより効率があがりますし、
変化させるという作業自体がすでに普段と違う仕事ですから
「同じ仕事で面白くない」
にはならないはずです。

しかしそれでも、同じ仕事を繰り返さなければいけない場合があります。
それはどんな状況かというと、
「忙しすぎて時間がないとき」
です。

同じ事を前回と同じように繰り返す方が、時間がかからないことは明らかです。
クリエイティブな要素を入れるということは、
工夫をする、変化させるということですから、
当然その分余計に時間はかかります。

ですから忙しすぎて時間がないときは、
「そんなことしてる場合じゃない」ということで、
同じ事を繰り返してしまいます。

しかし怖ろしいのは、
これでは永遠に忙しくなくなる時が来ないことです。

通常業務だけで手一杯という状態であれば、
日々そこに変化を与えるスキはありませんから、
そこに進歩はありません。
工夫や変化を加えることで初めて、
今やっていることが今より効率的になるわけですが、
そのためには今の時間が先に必要なわけです。

しかし、その時間がない。
つまり変化は起こらないので、今まで通り、
常に忙しい日々に飲み込まれる毎日がこれから先も続く、
ということになります。

時間の前借りを!

しかし、そんな毎日を過ごしていても面白くありません。
面白くないだけであればいいのですが、
モチベーションの低下や集中力の低下を招いて、
仕事のクオリティそのものが低下してしまいます。
ひいては、
商品力・サービス力の低下につながってしまいます。

そしてミスが増えたり、欠品が増えたり、クレームが増えたりして、
さらに時間は奪われるのに、会社の評価が下がる、
ということに繋がりかねません。

ですから、ここは踏ん張って、
なんとか変化を生み出して、
今やっていることの効率化・改善をはかりましょう。

時間がない中、無理矢理その業務を行うわけですから、
比較的容易に、かつ効果的に改善できるポイントはどこかということを
考えることも大切です。

時間がないことはわかっています。
「そんなこと言ったって・・」
という、声なき声が聞こえてきます。

しかし、ほんの一歩だけでいいのです。
その一歩を踏ん張らなければ、
今の状況から脱却する術はありません。

逆に瞬間的に頑張って一つの効率化を生み出すことで、
今より少し時間が生まれるわけです。
そして生まれた時間はまた次の改善に充てることができます。

するとそこから効率化の上昇スパイラルを描くことができるのです。

頑張って絞り出した少しの空いた時間を、
また別の仕事で埋めるのはやめましょう。
せっかく空いた時間です。
それは通常業務で埋めるのではなく、
将来、より生産的になるために使うのです。

これ、めちゃ大事です。

売上が欲しい経営者は、
空いた隙間をすぐに今の売上を増やすために使ってしまいます。
結果確かに少し売上は上がりますが
忙しさは変わらず、会社としての進歩はなく、
成長もありません。

成長がないということは、
ゆるやかに衰えていくということと同義です。

ぜひまずは踏ん張って変化を起こしましょう。
そしてそれによって空いた隙間を、
安易に仕事で埋めることはしないようにしましょう。

少し余裕が出てきたら、
空いた時間をそのまま空いた時間のままにしておく、というのが、
ベストな状態であると思うのです。

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