朝、早く起きるには。

朝、早く起きることがとてもいいことであることは、よくわかっているけれども、
実際にはなかなか難しいですよね、という話しが昨日4人で食事をしていて出てきました。
なので今日は、早起き習慣の身につけ方について。

この季節、朝起きて3時間経っても、真っ暗。

改めて、朝のすばらしさについて

よく、「朝そんなに早く起きて、何してるの?」
と言われます。
私の場合、それは主にルーチンと仕事です。
人間、基本的に午前中と夕方だとどちらが仕事がはかどるかというと、
間違いなく午前中です。
夕方に近づくと頭の中には徐々に疲労が蓄積されて、
判断能力が鈍ってきます。
ですから頭の冴えわたっている時間帯に、
脳に負荷のかかることをやってしまう、
というのが基本だと思っています。

しかしこれだけだと早起きが良いという理由にはなりません。
早起きの人とそうでない人とでは、時間がずれているだけですから、
朝起きるのが遅い人にもちゃんと
午前中に最も頭が冴えわたっている時間帯は同じようにあります。

でもこの「時間のずれ」が大切なのです。
朝起きてからの6時間が、
最も頭の回るゴールデンタイムだと思っています。
ここをどれだけ効率よく使用するか。
朝、みんなと同じくらいの時間に起きると、
周囲からの様々な干渉があります。
大切なゴールデンタイムがその分奪われてしまうのです。

だから、人と時間をずらすことに価値があるのです。
私はこれを「時間の逆張り」と呼んでいます。
早起きに限らず、多くの人の行動と時間をずらすことで、
より充実した時間を生きることができる。
これって素晴らしいことだと思います。

それがちゃんと肚に落ちると、
「よし早起きしよう!」という気持ちになります。なりませんかね(笑)

早起きするための方法

早起きするためには、いろいろ方法があります。
そもそも早起きにも得手不得手・個人差がありますので、
すぐに身につく人とそうじゃない人がいるというのは事実です。
私は比較的得意な方だったようでそれほど苦労はありませんでした。
しかし学生の頃まではやっぱり土日は朝10時まで寝てたクチですので、
別に「特別な人」ということではありません。
そんな私が過去取り組んだ、そして今でも気を付けているポイントを紹介します。

・前日早く寝る勇気

「勇気」ってそんな大げさな、
と人に言われたことがありますが、
これって本当に、「勇気」です。

夜って、なんか楽しいですよね。
仕事が終わってのびのびできて、
お酒も飲んでテレビも楽しくて。
ですからついつい気が付けば12時とかになってしまうのです。
この時点でアウトです。
4時に起きようと思ったら4時間睡眠になってしまいます。

睡眠不足は健康と仕事の敵ですから、こんなことをしてはいけません。
というか、起きられません。
一日くらいなら平気ですが、継続できません。
早起きの人も別に睡眠時間が短いわけではないのです。
ただ、早く寝ているだけ。
でもなかなか誘惑に勝てなくて遅くまで起きてしまう。

まず最初に克服すべきポイントはこれです。
誘惑を振り切って、
早く寝る「勇気」を持ちましょう。

・夜の遊びを断る勇気

これも前述の「早く寝る勇気」と似たようなものです。
これも早く寝ること同様に、
断ち切る勇気と決断力が必要です。

今はコロナでいろんなものが制限されていますが、
飲み会が普通にあったときには、
一次会が終わったら、お酒も入って気分も盛り上がって、さあそのあと二次会へ!
とかいうのが一般的だっただろうと思います。

実は昨日も17時半スタートで4人で食事をしていて、
8時に終わってそのうち2人に「次の店行きましょうよ!」
と誘われましたが、4時起きの私ともう一人(彼も4時起き)は
あっさり笑顔で断って帰ってきました(笑)。

一次会にすら行かなかったら付き合いの悪い人と思われるかもしれませんが、
二次会を断り続けてもそうはなりません。
むしろ「自制心の働いた人」として評価を受けるようになりがちです。
ですから、二次会の誘いを断る勇気を持つことが、
早起きの習慣を身につける大きなポイントでもあります。

・朝早く起きることを多くの人にしゃべる

これは習慣化の一つの技術です。
自分一人の意志ではなかなか習慣化が難しいことを
敢えて周囲にしゃべって、途中で挫折できない環境に自らを追い込んで行く、
というスタイルです。

これは割と効きます。
途中で断念すると、「意志の弱い人」レッテルを貼られて
信用が落ちてしまいますから(そこまでのことはないかもですが)、
そこに自制心が働きます。

「私は朝早起きしています」ということをわざわざ人にしゃべっている人には
3種類の人がいると思っています。
一つには、今お話ししたように、
人にしゃべることで習慣化しようとしている人。
一つには私のように、
早起きをすることの価値を伝えたくてその自らの実践を伝える人。
そしてもう一つは、ただの自慢です(笑)。

・例外をなくす

習慣化をするには、
例外をなくして継続するということがとても大切です。
特にまだ身に付ききっていないときは
注意が必要です。

習慣化は、誰しも経験あるかと思いますが、
その過程は結構大変ですが、
一度身に付けてしまうとそれ以降は、
何ということなく自然にできるもので、
特に大変なことでもなんともなくなります。

ここまで来たらしめたものです。
周りは「なんでそんなこと継続できるの」と思っているけれども、
自分は何とも思っていないというギャップが生まれる瞬間です。

ですから、「今日くらいは」という例外はなくしましょう。
私はすでにこれが日常ですから
今更一日くらい例外日を作ってしまっても、
すぐ翌日から早起きに戻れますが、
まだ習慣化の最中の方は、
日曜であれ祝日であれお正月であれ、
同じペースを継続しましょう。

私は大みそかは除夜の鐘を聴いてから寝ますので、
お正月だけは5時くらいになります。

・早起きによる功罪

早起きすることによって、ちょっとこれは問題だな、
と思うことも生じています。
その一つが、家族との生活時間がずれたことで、
コミュニケーションの時間が減ってしまったということ。
子供たちは今でも9時半までには寝ますから、何も変わりはないのですが、
特に平日における妻との会話時間が減ってしまいました。
これはよくないことですので、
休日やその他の隙間時間でできるだけカバーするようにしています。
いずれは妻も早起きに巻き込めたら、とも思っています。
しかしそうなると、
完全な時間の逆張りではなくなってしまうところが難しいところです。

そしてもう一つが、
結果として仕事時間が伸びてしまった、ということです。
これまで家に帰る時間が19時~21時くらいだったところ、
仕事始めが3時間早くなっても、
帰る時間は今のところそんなに変わっていません。
これは問題だなと思っています。
仕事に使える時間に合わせて仕事が増えるのではなく、
できるだけ短い時間でさっさと稼いで、あとは未来への投資やプライベート、
というのが本来あるべき姿ですから、
来年1年はこれを課題に補正していけたらと考えています。

早起きについて、少しでも魅力を感じているなら、
まずは始めてみましょう。
三日坊主になったとしていいと思います。
そのときに、
「じゃあ次はこういうことをやってみよう」
という工夫がそこに生まれますから。

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