4月の下旬は分刻みのスケジュールだったのに、5月に入って急に時間が空き始めたので、いきなりいろんなことをやり始めた未来創造マネジメント・umayado-townの谷口です。
#ブルーベリーの育成を始めました。
#既存のブドウの木をリセットして新たにピオーネの育成を始めました。
#トマトの水耕栽培を始めました。
#崩壊した自作ピザ窯の修理を始めました。
#間人での新たな事業に向けて動き出しました。
時間が空いたら何かを始めて埋めてしまう。
こんな性格なので、おそらく私は一生のんびりした日を送ることはないのでしょう。
それでも空いた時間に何を始めるのか、ということは気をつけています。

新たに時間を生み出すことを意識し続ける。
人間にとって時間は有限です。当たり前ですが。
そして時間というものはある意味、人間の命そのものです。
だから自分の時間も他人の時間も大切にしたいといつも思っています。
経営者という人種は基本的に新たなことに取り組みたがりなので、特に何も考えなければ、余裕のある時間というものは徐々に失われていきます。
いまある仕事の上にさらに新しいものを乗っけるわけですから、当然です。
こうして時間の隙間がなくなりつつある中で新たなことに取り組むためには、時間を空けなければなりません。
しかしほんの小さなスキマを空けただけでは、たいして新しいことはできません。
新たな取り組みというものは得てして時間のかかるものですし、それだけの時間をかけて取り組むべきものでもあります。
だから時間を空けるなら劇的に時間をあける必要があり、そのためには工夫が必要です。
そして何事も工夫をするためにはまず、現状把握からスタートする必要があります。
なぜなら現在位置を正しく把握しなければ、工夫の仕方を大きく間違ってしまうかもしれませんから。
この場合の現状把握とは、
「現在どんなことに時間を使っていて、どの部分を自分から切り離すことができるのかを正しく認識する」
ということ。
みなさんはこれを正しく把握されてますでしょうか?
もしそれがわかっていないようであれば、ちょっと面倒で時間がかかることですが、日々の業務内容や活動内容のデータをとって集計する必要ありです。
わかっている気分になってたとしても実際にデータを取って分析してみると、感覚と現実とのずれがあることも多いですからいずれにしても一度はやってみる価値があると思います。
自分は今、何に使っている時間なのか。それは切り離すことができるものなのか。
それを日々意識して、考え続けましょう。
そして今の時間の使い方が果たして正しい状態なのか、常に疑いの目を持ちましょう。
そうでないと、「貧乏ヒマなし」状態から脱することはできません。
空いた時間を業務で埋めない
仕事によって忙しい場合には、それを切り離すためには、
・工夫して省力化する
・人に任せる
・捨てる
のどれかしかありません
そのいずれかを選択して、いまやっている業務を自分から切り離してようやく新たな時間を手に入れることができます。ただここで問題なのは、多くの人がこの空いた時間を同じような仕事や別の業務で埋めてしまう、ということです。
たとえばある顧客との打ち合わせの時間を他の人に任せたことで時間を作って、その空いた時間を他の顧客との打ち合わせ時間に使ってしまう、といったようなもの。
確かにその分売上げは増大するのでこれはこれでありかもしれませんが、同じものが同じ状態で拡大しているだけですから、経営が前に進んでいる感は全くありません。
しかしとにかく目の前の売上げを追いかけると、このような形になりがちです。
もっと大切なことは、「現状をより良い状態に改善していくこと」。
経営者ならばなおのことです。
空いた時間は、クリエイティブな時間に。
つまりその空いた時間、安易に埋めることはやめましょうよ、ということ。
せっかく工夫して作り上げたその時間、皆さんが思っている以上に貴重な時間です。
それをどのように活かすべきかもっと真剣に考えて、より生産的ことだったり、より精神的に豊かになれることであったり、新たな事業展開を考えることであったり、そういったよりクリエイティブな方向に時間を使いましょう。
そうすることで「空いた時間」というものが生きた時間になっていきます。
今何に使ったらいいのかわからないのであれば、空いたまま置いておくのもありです。
一時的なスポット業務で埋めるのはまだしも、継続的なもので埋めてしまうと、その時間を取り戻すにはまた大変な労力がかかります。
売上を伸ばすことももちろん大切です。しかし長期的視野に立ってもっと将来に生きる時間の使い方を考えるという視点も、ぜひもっておきましょう。
それが会社の将来と自分自身の将来を豊かなものにすると思うのです。