私は時間の使い方として、「時間の逆張り」ということを結構意識しています。
限りある時間(=人生)、ムダな時間はできるだけ排除したいものです。
ムダな時間には「よいムダ」と「悪いムダ」があるように思います。
少しでも人生を充実させるために、「悪いムダ」を排除しましょう。
時間の逆張りとは
「逆張り」は本来は証券用語で、
他の人たちが投資で売りを立てるときに買いを立てたり、
買いを立てるときに売りを立てることをいいます。
ここは株式ブログではありませんので、その効果については述べません。
ここから転じて、
「一般の人と逆の行動をしたり、一般の人の主張と逆の主張をすること」
を言います。
時間の逆張りは、「一般の人と使う時間をずらすこと」で、
少しでも「悪いムダ」な時間を排除しようということです。
ちなみに一般的な言葉ではありませんので、検索しても出てくるかどうかはわかりません。
早朝時間を活用する。
私はだいたい4時から4時半の間に起きています。
べつにこれ自体を自慢したいとかいうわけではありません。
その分早く寝ていますから一般の人と時間が少しだけズレているに過ぎません。
ただ、この「一般の人と」違う、というとこにポイントがあります。
よく言われていることでもありますが、
人は朝起きたら午前中がゴールデンタイムです。
一番集中できますし、創造力も豊かになりますし、やる気も出ます。
だから集中したい仕事は午前中に片付けるのが一番なのですが、
これは普通の時間に起きている人でも同じことです。
しかし、他の人とゴールデンタイムをずらすことで、
よりこの最高に効率の良い時間を活かすことができます。
普通の午前中だと、家では家族が起きています。
仕事に行っても周りに人がいていろんなことを話しかけてきます。
お客さんから連絡があって対応しなければなりません。
つまりこの大切な最高の時間を、
いろんなものに奪われたり中断されたりしてしまうのです。
4時におきてすぐに仕事を始めると、
朝ごはんの7時まで3時間あります。
つまり通常の就業時間でいう9時~12時を
誰にもじゃまされることなく使うことができるのです。
さらに言うと、とにかく静かです。
外部の生活音が、少なくともこの奈良の片田舎では全くありません。
これほど集中できる時間はありません。
ブログを書いたりするのも意識を中断されると
効率が1.5倍以上悪くなる気がしますから、
この早朝タイムに書いてしまうようにしています。
ちょっと時間をずらす効果
だいたい一般的な人は同じ時間に起きて、同じ時間に同じ行動をします。
同じ時間に出勤し、同じ時間に移動し、同じ時間にご飯を食べます。
これが元で電車の通勤ラッシュに巻き込まれ、
車の渋滞に巻き込まれ、
食事の行列に並ぶ羽目になります。
基本的にこれらの時間は他の生産的な時間に置き換えることがむずかしく(特に交通渋滞)、
完全に「死んだ時間」となってしまいます。
これを1時間ずらすだけでも全く様子が変わってきます。
少し時間をずらすことで回避することが可能となり、
その時間は有効な時間として手元に残ります。
お盆やGWなどに遊びに行くのをやめる
基本、お盆・GW・年末年始というのはみんながお休みですので、
いっきに多くの人がお出かけします。
それにより交通渋滞も発生しますし、
行った先でも人が多くて混雑します。
さらには何をするにも需要と供給のバランスにより高額に設定されています。
ですので私(と私の家族)は、極力このタイミングでは動きません。
人が多いわ車は動かないわ旅費は高いわで、何一ついいことがないですから。
なのでこれらの時期はゆっくり家で過ごしたり
仕事をしたり、家や近場で子供と遊んだり、という使い方をします。
そして連休が必要な場合は
仕事を融通して普通の土日のどちらかと連続する形で平日に休日をとって、
そこで遊びに行きます(金土、または日月、ということです)。
例えば子供たちとレジャー施設に行く場合などでも、
子供たちには創立記念日や参観日の振替休日など
一般とは異なる休日がありますから、
ここに自分の休日を合わせるようにスケジューリングします。
通常の休日とは混雑具合が全く異なるので、
レジャー施設で楽しめる充実具合が全く異なります。
たまに休日が一日飛びになっている隙間の平日に、
子供の振替休日などがスッポリはまることがあります。
これは大チャンスです。
一度これを利用して家族で海外旅行に行ったことがあります。
すると旅先の海外で、同じ小学校の家族と出会いました(笑)。
経営者だけの特権にしない
これらのことは我々経営者であったり
フリーランスだからこそできることであったりします。
しかしこれらは経営者だけの特権としてはいけないように思います。
会社の労働時間を朝4時から働いてもいいというフレックスにしておけば、
普通の社員さんでも早朝時間は使えます。
しかもテレワークであれば、その時間会社に来てもらう必要もありません。
通勤するとしても、通勤時間は他の大多数とズレていますから、
社員さんの時間効率も大きく向上すると思います。
有給休暇の柔軟性や、その人の仕事を他の人がカバーできる体制を整えておけば、
先に述べたような休みの時間の使い方なども可能になるだろうと思います。
もちろん業種業態によっては難しいかもですが・・・。
いずれにしても会社によっては工夫次第で
いくらでも改善が可能なことだろうと思います。
特に小零細企業では
経営者が「明日からやろう」と決めたら
すぐにでも出来ることだと思います。
「それっていいかも!」と感じたら
ぜひ実行してみてください。