昨年の9月3日にブログをはじめて、
今日のブログが記念すべき365回目。
まるっと1年が経過しました。
1年続けて見えてきたこと、感じたことなどを。
継続には目的が必要。
毎日ブログを書き続けているわけですが、
ただ続けるということではなく、
そこには一定のルールを持たせてやっています。
・毎日、その日の23時59分までにアップすること
・ある程度内容の濃さを担保しながら続けること
・平均2,000字以上
これまでどれだけ大変でも、
酔っ払ってフラフラでも、
あまりの眠さで10文字書くごとに意識が飛んでも、
その日のうちにアップしてきました。
そして、あとで振り返ったときに個人的に
「イマイチだったなー」とか
「わかりにくいなー」とか
「長い割に薄いなー」とか
思うことはありましたが、
それでもある程度、
何らかの役に立つものは提供してきたつもりです。
そして文字数ルールは「平均」ですから、1,800字くらいとかいうときもありますが、
3,000字を超えるような日もありますから、
感覚としては平均2,200字くらいになっているんじゃないかと思います。
そして最近、
「ルーチン」とか
「習慣化」とか
そういうものが流行ってますから、
毎日何か頑張って継続している方は結構いてますが、
たまに、
「それは何のため?」
と感じることがあります。
実際に、「で、それ何のためにやってるの?」と聞いて、
即座に回答が出てこないケースがありました。
どれほど小さなコトでも、それを毎日継続すると言うことは、
なかなか大変です。
大変なことですから、
そこにたいした意味を持たせなくとも、
ひたすら継続するだけで、
自信が身についたりするのでしょう。
しかし逆に大変なことだからこそ、
ちゃんとした目的をもって継続するべきだと思います。
目的の数は多ければ多いほど、
その継続によって得られるものはたくさんあるわけですから。
逆に目的がなければ、
それは単なる苦行でしかありません。
そして、苦行そのものに、
たいした意味はありません。
ですから、
今やっているルーチンに、
たいした意味や目的がないのであれば、
すぐに他のもっと意味深いものに変えるか、
今のルーチンに別の目的を付加することをオススメします。
同じ苦労をするのであれば、
それによってできるだけ多くのものを得るのが
いいんじゃないでしょうか。
ただ毎日やれば良くなっていくはず?
毎日ある行動を継続することによって
何らかの一定の効果を得ることを目的とするのならば、
その効果はできるだけ高い方がいいに決まっています。
そして、残念ながら、
毎日決まったことを何も考えずただ継続するだけで、
成長したり、効果が高くなったりするわけではありません。
確かに毎日やってることですから、
ある程度の「慣れ」というものが身につきます。
単純な作業のようなルーチンであれば、
完全に身についたときには、
もう、息を吸うようにできるようになることもあるでしょう。
これはこれで素晴らしいことだろうと思います。
しかし、ある程度のスキル、ということになると、
何も考えず継続しているだけでは、
ある一定のところで成長が完全にとまります。
毎日継続していてそこに
問題意識や疑問を持つことがなければ、
改善しようという考えは生まれてきません。
毎日、
「なんか大変だな」
「なんか面倒だな」
とか思いながらも、
同じ事を同じように、何一つ変化することなく継続している。
この「継続」に目的があるのであれば、
もっと効果的にその目的を達成するために、
やはり何がしかの変化をさせる必要があると思うのです。
毎日続けていることを、半年続けていて、それでも
「なんか大変だな」と感じているものは、
そこからもう半年続けても、
そのうち大変でなくなるということはありません。
「なんか大変だな」と思ったら、
「じゃあこれを大変でなくすために、どのようにしたらいいのだろう」
と考え、
「なんか面倒だな」と思ったら、
「じゃあ面倒でなくすために、どう改善したら委員だろう」
と考えるべきじゃないかと思います。
面倒なことをすることが目的ではないはず。
であれば、その目的にもっとも近づくために何をするのか、
考えて、実行しましょう。
工夫を重ねる。
私のブログには、複数の目的があります。
・自社の発信力を高める
・アウトプットの力を向上する
・顧客のスクリーニング
などなど。
毎日これだけのブログを継続するのは、正直大変ですが、
その苦労を得ること自体は目的ではありません。
だから上記のような目的をより効率的に得るために、
できる限り手を抜けるものなら抜きたいのです。
良い意味で。
悪い意味で手を抜くと、
目的が達成できなくなりますから
あくまで「何が目的か」というところは
常に意識しなければなりません。
そのうえで、いかに楽して毎日のブログを終わらせるか、
ということです。
ただ毎日書き続けてきたわけではなく、
もっとこうすれば楽なんじゃないかとか、
もっとこうすれば時間が短くなるんじゃないかとか、
本当にいろんなことを試行錯誤してきました。
場所を変え、時間を変え、書き方を変え、
不要なこだわりはなくし、
そうして今があります。
当初は2時間以上どうしてもかかっていましたが、
いまでは長くても1時間半ほど。
日によっては1時間かからないことも。
そして、当初は、
明日書く内容が思い浮かぶか不安にもなりましたが、
今は、何にも不安になりません。
なぜなら絶対に書く内容が思いつく自信があるからです。
それもこれも、
これまでの問題形成とその解決のための工夫を
重ねてきたからです。
本来の目的とは異なりますが、
この経験は今後の経営のいろんな場面で、
きっと生きてくることだろうと思います。
とはいってもまだ1年。
「千日の稽古をもって、鍛となす」by宮本武蔵
千日ですから、とりあえずは3年は続けてみようかと思っています。
でも私は、
「これをやるべき!」という「べき論」は捨ててしまいましたので、
継続する目的が失われたと感じたら、
さっさとやめてしまいます。
ここまできて、
飽きたから、とか大変だから、とかいう理由で
やめることはないでしょう。
目的があれば継続の価値がありますし。
逆に目的が失われたら、
もっと別のことに時間を使う方が、
きっと人生、豊かになるでしょう。
ということで、あっさりやめてしまうだろうと思います。
そんな気持ちで、これからもゆるーく、
継続していければと思います。