自宅をオフィスにすること

いまさらの話しですが、
コロナ感染拡大の影響でリモート会議とテレワークの環境は
大きく進化し、一般化しました。
自宅をオフィスにすることについて
そのメリット・デメリットなどを考えたいと思います。

自宅の仕事場環境。

コロナの恩恵

リモート会議とテレワーク。
すっかり一般的なものとなってしまいました。
いまとなっては、これらが使えないことは
「メール使えない」と言っているのとほぼ同等くらいで
経営者ならば当然利用できねばならないツールとなってしまいました。
いずれそんな時代が来たことかとは思いますが、
不謹慎な発言と知りつつコロナウィルスのおかげで
私の感覚としては、3~5年時代が先取りされたイメージです。
それに伴い、人々の移動時間が大きく圧縮されました。
実際に足を運ばないと感じ取れないもの・体験できないものはたくさんあります。
しかし日常での移動時間が少なくなることは
とてもいいことだと思っています。
私は自分がどんな仕事にどれだけ時間を使っているのか気になる人でしたので
ずっと細かく記録し、それを集計してみました。
結果私は、仕事でのお客様への移動時間で
年間170時間もの時間を使っていました。
一般的な労働時間の「週40時間」にあてはめてみると
一年間のうち丸々一か月間は移動時間に充てられてしまっている
ということです。
これを半分にすることができれば、1年で85時間、
新たに使える時間が生まれるわけです。
これはなかなかにインパクトのある数字です。
ということで、これを目標にしたところ
だいたいこれが実現できるようになりました。
これを安易に他の仕事で埋めてしまうのではなく、
会社の付加価値を高めるために、そして将来の収益力を高めるために
使っていきたいと思っています。

テレワークについて

さて、冒頭にも書いたテレワーク。
世の中で進んでますよね。
業種業態によって限界はあるのでしょうが、
仕事の場所の選択肢が増えるという意味ではとてもいいことです。
オフィスが一番効率がいいと思ったら大間違いです。
実はオフィスは生産性が低いという研究結果も出ていたりします。
人と人が交わると、そこにコミュニケーションが生まれ
そこから思わぬものが生まれたりもするのですが、
それ以上に無駄な時間がたくさん生まれます。
新しいものを生み出すコミュニケーションの時間は
それはそれとして別途設ければいい話です。
自宅での仕事が可能ということになれば、
必然的に今のような広い事務所は不要となります。
その分余計な固定費も削減されます。
下がるのは地代家賃だけでなく、水道光熱費は当然として
広さに応じて増える備品もいらなくなりますし、
そもそも「室内の移動時間」という時間も削減されるようになります。
それではここで、自宅仕事のメリットデメリットを整理してみましょう。

メリットとデメリット

・メリット
会社までの移動時間がゼロ
電気・通信などのインフラが家庭にそろっているので、これらがダブらない。
パソコン等の設備についても同様
家族との時間がたくさんとれる
会社にいると思わず手を付けてしまう不要不急の仕事をしなくなる
オフィス家賃がかからなくなる

・デメリット
会社で仕事をするのと同じ環境を整えないといけない。
家だとだらけてしまう可能性がある
家には仕事をするだけのスペースがないかもしれない
来客にカッコが付かない。
会議室がない

こんなところでしょうか。
しかしだらだら仕事をしてしまうのは
家でも会社でも結局同じことだと思います。
逆に集中できなくなったらカフェに行くなど
環境を変えたらできるようになったりしますので
テレワークでそんな幅がひろがったともいえます。
会議室にしても、来客は事前のアポイントがあるわけですから、
そのときに外で借りるなど工夫をすれば
いくらでも解決できるかなと思います。
社員さんのいる会社だと抵抗もあるかもですが、
社員さんにとってもメリットが生まれる工夫をしていけばいいのかなと思います。

私は、自宅に戻ります。

現在事務所は子供の学校と自宅との通学路の間にあります。
うちの事務所は奥さんも働いてますので、
子供は学校の終わる時間が早い時には、誰もいない家ではなく
家族のいる事務所に帰ってこられる、というコンセプトで
今の場所に決めました(もちろんそれだけが理由ではありませんが)。
そしてパートさんもうちの子供のママ友ですので、
帰りが早ければ同じように学校から事務所に帰ってきます。
そんな環境が整っていますので、
現状はいまのオフィスを大切にしたいと思っています。
しかしあと数年して子供たちが大きくなると学校の場所が変わりますので
このコンセプトによるメリットがなくなってしまいます。
このタイミングでうちの会社も完全テレワークに切り替えようかなと考えています。
私はオフィスが生産性が低い、というよりも、
時々環境をかえてあげることが大切かと思っています。
ですので、どこでも仕事ができるよう、
今から少しずつ環境を整えてまいります。

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