京丹後の近隣店舗へのスパイ活動に余念がない、未来創造マネジメント・umayado townの谷口です。
お客さまの会社を見ていて、そして自社の経営をしていて、毎日の問題・課題解決、結局経営ってこういうことなんだなといつも思います。

本題に入る前に地域活性活動の経過を。
素人ながら8月にオープンした小さな小さなスーパー(市場)は、当初から足りないものだらけで、今も日々足りないものを埋めていっている最中です。
その中でも早急になんとかしないといけないのが、パンと肉。
そしてついに、パンの納品が決まりました。
できれば焼き立てパンは地元の人が作っているものがベスト、ということで、間人の人で小さいながらも工房をもっておられるかたにアプローチ。
一人が「日常のパン」を週に2日納品。
そしてもう一人が「ちょっと特別なパン」を月に2回納品してくれます。
今後市場のお客さまが増えてきたら、週2日なのをできるだけせめて2日に1回とかにしていけたらと思っています。
あとは、肉。近いうちになんとかします(というかなりそうです。この報告はまた改めて)。
で、ここから本題なのですが、コンサルみたいな仕事をしているとよく、「経営ってなんですか」「経営で重要なことってなんですか」という漠然とした質問をいただきます。
漠然としすぎていて、またその問いの前提によって答えが違ってくるので、ある意味答えがあるようでない質問です。
なので何度かの問答を重ねて私なりの一定の回答をするのですが、その中でわりと多いのが、
「結局日々の問題・課題解決ですよ」
というものです。
問題と課題の違いはこれまでもブログで語ってきましたし、また語ることになるのでここでは置いとくとして、
結局言いたいことは、「あなたの会社は今日一日で、何か課題が解決し(または近づき)、問題解決されて何か改善されましたか?」ということ。
小さな会社の経営者は、プレイングマネージャーです。日々の業務にうずもれます。
そして日々目の前の仕事だけをしていると基本的にはその日の業務をこなしているだけということになるので、会社としてはなにも前進はないですよね。
「変化がない、進歩がないというのは、その場にとどまっているようでいて、実はそれは後退」というのは、あえて私がここで言うまでもありません。
だから、目の前の業務だけを日々行っているというのは日々少しずつ後退しているってことです。
「積小為大」という言葉は、日々の努力を少しずつ積み重ねれば最終的にすごいところに到達できる、という意味ですが、これは逆も真なりで、少しずつ後退を積み重ねれば、最終的に取り返しのつかないほど大崩れして、目も当てられない状態になってしまいます。
わりと多いんですよ、こんな会社。
というかある程度歴史のある会社が倒産するのは、だいたいがこのパターンです。
(当然これが全てというわけではありません)
「時代の変化にー」とか「取引先がー」とかいろいろ原因が語られるわけですが、
「なんも改善してこなかった、経営者の問題ですよね?」
の一言で終わってしまいます。
さて今日一日(今週でもよいです)、あなたの会社は何某かの改善が生み出してますか?
もしなんもしていない、なんもする気がないのなら、どうぞゆっくり死んでいってください。
そうならないように、ぜひとも日々変化していきましょう。