少しいろんなものが落ち着いてきたので、
久しぶりにブログを再開してみます。
これまで、割と経営というところに軸足を振って、めちゃ長い文章を書いてきましたが、これからはもうちょっと気楽に、経営:地域活性:税務=5:4:1くらいの感じで書いていきたいと思います。
#相変わらず税理士のくせに税務の割合が低い。

本題に入る前に、地域活性事業の近況を。
8/2に、小さな小さなスーパー「うまやど市場」を開業しました。
趣旨は以前のブログに書いたとおり。
当然なかなか利益なんか出るもんではありません。でもこの事業をこの町で継続しようと思ったら、ちゃんと利益を出し続けないといけないので、いずれ必ずしっかりと利益の出る事業体にしようと思ってます。
最初はとてもスーパーとは呼べない恥ずかしい品揃えで見切り発車をしましたが、1ヶ月を経てそれなりにカッコがつく状態にはなってきたかなと思います。
これ以上この話題で書き続けるとこれが本題になってしまうので、その後のいろいろについてはまた次の機会に。
ということで今日の本題は、ミスは誰の責任か、ということ。
今日店舗でちょっとしたミスが発生しました。
本人からちゃんと報告と謝罪があがってきたので、まずそこの部分は問題なしです。
#というか、ちゃんと報告してくれるあなたはエライですよ。
ミスなんてものは仕事をしていたら、どんな仕事にもつきものです。
そこで問題意識として持たないといけないのは、冒頭で書いた、
「そのミスは、誰の責任?」
ということです。
もちろんミスをした人本人が悪いことは間違いないです。
その人がミスしなかったら何の問題もそこには生じなかったんだから。
でもそこで、
本人「今度から気をつけます」
上司「今度から気をつけてね」
で終わらせてませんかってこと。
「おまえ何やってんねん、おまえのせいでどんだけの損失被ってるとおもってんねん、ボケぇ!」などと、汚らしい言葉をまき散らかしている人は論外ですので、それは横に置いときます。
ただ、
「今度から気をつけてね」
それだけでこのミスはなくなるでしょうか?
確かにミスをしたのは、その個人です。
でもその人がそのミスをしなくても、また別の日に別の人がそのミスをおかした可能性はありませんかね?
その可能性がちょっとでもあるんでしたら、その問題は個人ではなくて組織に帰属すると考えるのが健全です。
「気をつけましょうね」では、またミスが起こるし、別の人がきっと同じミスをします。
だから問題は、個人に帰属させるのではなく、「仕組み」で解決しましょう。
個人のせいにするのは簡単。そうではなくて、「じゃあ次同じようなことが起こらないようにするには組織としてどんな仕組みをつくればいいんだろう?」
これを考える・考えさせるのが経営者の仕事です。
今回のうちのミスも、もう発生しないように二重の網をはりました。
二枚ともそれだけでは破れてしまう可能性があるので、あえて二重張り。
もう多分発生しないだろうと思います。
小零細企業の経営者は、仕組みを作るのが苦手です。
でも苦手から目を背けていると会社は一向に良くなりません。
ちょっとずつのほんの少しの仕組みづくり。この積み重ねが大事なんですよね。
ただし、さっきも書いたとおり、ミスした本人が悪いことは間違いないですからね。
本人はちゃんと反省して、謝罪するのが社会の常識・人としての常識。
「ミスが生じるのは組織の仕組み不足」だからと言っても、自分のミスを棚にあげて「会社が悪いんですー」なんて人は、人としておかしいのでそこのところはよろしく。