常にマイナーチェンジを。

昨日一人で夕方に京丹後に行ったけれども、家族の都合で今朝奈良に帰ってきた、未来創造マネジメント/umayado townの谷口です。
#京丹後まで行って知り合いと呑んで帰ってきただけになってしまった。

世の中の小零細企業は、自社の商品を改善せずにそのまま放置、ということがままあります。
以前から存在する既存商品を放置するのが良くないことは当然ですが、新しく市場に投入した商品・製品や新しく始めた事業についても、放置するのは良くありません。
今日はそんなお話しを。

瞬間、陳腐化が始まる。

いろんな会社を見ていて小零細企業、特に儲かっていない会社や人的経営資産の乏しい会社は、とにかく商品をそのまま放置しがちです。
今、目の前の顧客に商品を販売することに必死で、新たなことに手をつけられないというのが現実なのだろうと思います。
しかしあなたのその商品は、今この瞬間、刻一刻と、陳腐化しています。
それがとてつもない特殊技術で、到底他ではマネできないものであったとしても、同じこと。その特殊技術に対して異なる技術でアプローチしてくるかもしれませんし、全く別の代替技術が生まれるかもしれません。

そしてそれは、既存の商品にとどまる話しでもありません。
新しい商品・製品を開発してそれを世の中に発表・供給してしまったら、その瞬間から陳腐化が始まるのです。
私も昨年、京丹後市間人(たいざ)の地域活性事業の一環で貸別荘を二棟オープンしましたが、これも市場投入直後から陳腐化を始めています。
たとえ今、どんどんお客さんが入っているとしても、そのまま現状の維持管理だけで来年も同じように入ってくれると考えるのは、暢気すぎると言わざるを得ません。
経営者・経営幹部・責任者であるならば、それくらいの危機感を常に抱えて事業に取り組まなければいけません。

新たな商品を開発してそれを市場に投入すると、とりあえず「やった感」はありますよね。そしてそれが計画・目標通りに売れたならば、なおのことでしょう。
でも市場投入はゴールではありません。むしろここからが本番です。
その商品を今後も売り続けるため、常に変化を加えていきましょう。
イノベーションしない会社は、その場に止まっているようでいて、相対的に後退しているのです。
そして、後退している会社は、いずれ滅びます。

マイナーチェンジでもよい!

「イノベーション」みたいな話しをするとたまに、「そんな新しいこと、思い浮かばない」という経営者がおられます。
ただそれは、「変化」ということを大げさに考えすぎているか、業界・市場の研究があまりに不足しているのか、無意識に面倒くさいと思っているのかのどれかです。
研究不足と面倒は論外としまして、イノベーションに関してはもっとハードルを引き下げて考えるべき。
「変革」みたいな大それたことを考えてしまうので大変に感じるだけで、実際にやるべきことは、ちょっとしたマイナーチェンジでよいのです。
今の商品、何かちょっとだけ弄れないですか?何かちょっとした改善の余地はないですか?
ほんの少しのマイナーチェンジ。こんなことでも毎年繰り返していると例えば5年たてばずいぶん大きな変化・改善がなされていることに気づかされると思います。
全ては小さな積み重ね。大げさなことは全く必要ありません。

しかしそうは言っても、やはり定期的に新しい商品の開発は必要です。
商品の陳腐化が進むことで、その商品の持つ価値が大きく毀損することも考えられますし、時の変遷の激しい今の時代は、普通に既存の事業そのものがあるとき急に無価値になって吹っ飛んでしまうこともあり得ます。
だから常に新しい商品・新しい事業について、アンテナを張り続けることが、経営者には求められます。
これら新しい商品・事業の種を「まき続ける」のは、とても難しいこと。
経営資源の乏しい我々小零細企業には到底できません。
ただその種を「育て続ける」ことは怠ってはいかんです。

土俵の真ん中で相撲をとる。

そして多くの人が間違っているのが、「既存事業が痛んでから新しい種をまく」ということ。
そこまで追い詰められないと、危機感を持てないようでは、経営者失格。
会社が傾き始めると、そこから凋落していくスピードは半端ありません。その間にも経営資源はどんどんと失われていき、新たなことに取り組む体力がみるみるなくなっていきます。
ですから調子のいいときこそ、今その調子のいい事業をそのまま継続するだけではなく、新たな変化を起こし、新しいことにチャレンジしていきましょう。
調子のいいときは、お金も時間もありますから、チャレンジして失敗することも許されます。

故:稲盛和夫さんはこんなことを言ってました。
「土俵の真ん中で相撲を取る」
つまり、足が俵にかかった状態(=非常に危険な状態)になってからでは博打的なうっちゃりくらいしかできなくなってしまうので、それから本気になっても遅い、ということです。逆に土俵の真ん中であれば、落ち着いて様々な攻めや対応ができます。

経営も同じこと。
これを聞いて「それができるようなら、やっとるわ」と思われるかもしれませんが、これは真理です。
「ずっと土俵の真ん中で相撲を取り続けるには、日頃からどのような考え方でどのような取り組みを行うべきなのだろう」
この意識をずっと持ち続けておかないと、土俵の真ん中に居続けることはできませんよね。
だから、今の状態に甘んじることなく、日々変化を積み重ねていきましょう。

今回のブログは以上になります!

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