確定申告期間中だというのに、間人で発生した新たな問題を解決しようと奔走し始めて
また先週のブログがとんでしまった、未来創造マネジメント・umayado townの谷口です。
#言い訳。
さて今日は、事業がうまくいく・いかない差ってどこに生まれるのだろう?というお話し。
いろいろあるだろうけれども結局は、どこのポイントでヨソとの差を出していくことが必要なのか。
小零細企業でそれを生み出すポイントは、「誰よりも続けること」なんだろうなと思います。
昭和的な、脳筋な根性論が結論ですみません。
でもこれって割と真実だとも思うのです。

誰にもできないことって、あまりない
よく差別化、という言葉を聞きますが、この差別化ってよく考えると割と難しいことです
(「差別」という言葉があまり好きではないので、ここでは以降「独自性」という言葉を使うことにします)。
なぜ難しいかというと、何か新たな取り組みをしたとしても、それをマネされてしまうとその瞬間それは自社独自のものではなくなってしまうからです。
それじゃ、誰にもマネできないような新たな取り組みをしよう、ということになるかもしれませんが、この「誰にもマネできない取り組み」って何だ?となります。
一度冷静に、自分に『本当に』できないことってどんなものがあるのか、考えてみてください。
それが競争力を生み出せるほどのものに到達できるかどうかは別にして、です。
すると、ほとんどのことは自分にできることのように思うのです。
「なれないもの」はたくさんありますよ。
でも「できないこと」はそれほどないだろうと思います。
もし自分にはちょっとムリかな、と思えるものでも、他の人だったらできる人がたくさんいそうだな、とは思います。
わりと多くの人ができる以上、新たなものを生み出してそれを競争力ある状態で維持しつつ、独自性あるものとして継続し続けることって、特許とかの権利関係をもっている場合を除いて、なかなか難しいですよね。
その特許関係ですら、それを無力化するようなものが誕生したら、その瞬間吹き飛びます。
なので「誰にもできない新たな取り組み」で独自性を維持するって、なかなか難しいことなのです。
誰にでもできないほど続ける。
じゃあ独自性を保有することを諦めるのか、というとそういう訳にはいきません。
なぜなら小零細企業はこの「独自性ポイント」だけでしか生き残ることができないから。
だからこそ何らかの手段で独自性を作り上げることを考えなければなりません。
その手段の一つが私は、「誰にでもマネできないほど継続すること」だと考えているのです。
#これが唯一の手段であるとは考えてはいませんよ。
世の中には「継続すること」が得意な人は、あまりいません。
そして「継続できる人」はどんなことでも継続できるのかというと、
継続するためのノウハウみたいなものはありますからできないこともないですが、
自分にとって好きなことや得意なこと以外はなかなか継続できるものではありません。
3日くらい続けることが多くの人にできることであったとしても、それをずーっと続けることは相当難しいことです。
ここに産業障壁が生まれます。
今はいろいろ訳あってやめてしまってますが、
かつて1年9ヶ月ほど毎日欠かさず2,000字から3,000字のブログを書いていました。
これに追随してくる人は少なくとも奈良県では誰一人としていませんでした。
これだって、3日くらい続けることはどうということはありません。たぶん「始めてみよう」と思ってやめてしまった人はたくさんいると思います。
でも毎日続けるとなるとまぁそんなにできる人いないですよね。
2000字とかじゃなくても、仮にこれが1000字前後でも、続けるとなると難しいことです。
#現在私にとってこれができないことの理由になっているものが解除されたら、また始めようと思っています。
こういった「面倒くさいこと」を、倦むことなく続けましょう。
それがあなたやその会社にとって得意なこと・強みであることであるならなおさらです。
1枚の紙の厚さにも満たないような薄皮を、一枚一枚重ね上げていきましょう。
その積み重ねがきっと、あなたを高みへと連れて行ってくれます。
ただビジネスとして考えてやっていく以上、その「日々積み重ねていくこと」にちゃんとした市場がなかったり、自社のターゲット・ペルソナに対して刺さるものでないと、それは単なる自己満足に陥ってしまいますので、そこは要注意です。
あとは「感即動」。
これを読んで「よし、うちの会社はこれを突き詰めて取り組み続けてみよう」と思い立ったら、あとは先々週の記事にも書いた「感即動」です。
「それいいな」「これは必要だな」と感じたら、即実行してみましょう。
そもそもこれも、誰にでもできることではありません。
たくさんの人が「やるやる詐欺」におちいって、やろうやろうと思っていても始めませんから、まずは始めたもん勝ちです。
自分にしかできないことは少ないかもしれませんが、
「誰でもできるわけではないこと」×「誰でもできるわけではないこと」×・・
とかけ合わしていくと、それは立派な独自性となりますからね。
とりあえず始めてみて、3日で終わってしまってもいいと思います。
そのトライしたことに対して向き不向きもありますから。
もちろんこれを言い訳にせずに努力する必要は、あります。というか、それが重要ポイントです。
ただ私だって今だからこそ「いろんなことが努力継続できる人」と見られたりしていますが、その背後には「始めたけどやめてしまったこと」が死屍累々です。
その中で自分なりに「これだ」と思うものを、とにかく継続していけばよいのです。
私の大好きな二宮尊徳翁も言っています。
「凡事徹底」
誰にでもできることを、他の人がマネできないほど継続しましょう。
根性論と考えてバカにする人が多い今の時代だからこそ、こういったことが逆に独自性につながっていくのだろうと思います。