体脂肪を落とすことを決意して2ヶ月半あまり。
体重が10キロ弱減って、服のサイズがLLからLにサイズダウンした未来創造マネジメント/umayado townの谷口です。
#この辺の話しは、またの機会に。
京丹後にある小さな漁港町「間人(たいざ)」で地域活性事業をはじめて2年半。
税理士でもありコンサルでもある私がなぜそんなことを始めたのか、いろんな人に聞かれるので、今日はそんな話しを。
単なる思いつきではない
あまりにも元々の事業とかけはなれているからこそ、いろんな人に理由を聞かれますし、「儲かりそうに感じたんでしょ」とか「単なる思いつきでしょ」とか不本意なことを言う人も中にはいるので、ここははっきりさせておかないといけないなと思いました。
もちろん事業でやる以上、儲かる確信がもてるものでないといかんと思いますし、儲けられるよう工夫を重ねていかなければならないことは当然です。でも「儲かるから」が入り口ではありません。
そして当然、単なる思いつきでもありません。
これまで20年近く税理士・コンサルとして事業をしてきて、その中で「チャンスがあればやりたいな」とずーっと思い続けていたことがあり、そこに使命感みたいなものがキレイに重なったからこそ生まれた事業なんですよね。
口だけコンサルは嫌!
コンサルをずっとやっていて、長いこと思い続けてきたのがこれ。
多くの企業や経営者を見てきて、自分なりにいろいろ勉強してきて、日々その総力みたいなものを経営者にお話しするわけですが、どこまでいっても「実践」ではないんですよね。
でも経営者からしたら「実際にやったこともない人間が、何言ってんねん」というわけで。
その気持ちもよくわかります。
だから自分が説得力のあるコンサルになるには、自分でコンサル以外の事業を実際にやってみないといかんな、とずっと思ってたわけです。
そして、相手からどう見られるかということだけではなくて、やはり実際にやってみることで見えてくるものや感じ取れるものがたくさんあります。
これまで自分が語ってきた通りのことでもあるんですが、やっぱり実際に体験した上で話すことは、言葉に魂が乗っかるような感じがします。
全然違う仕事がしたかった!
コンサルは、超労働集約型事業です。
そして私は「事務所を大きくしない」「顧問先にはすべて私が関わる」という方針でやっているので、すぐに限界が来てしまいます。
どれだけ仕組み化して仕事の大部分を事務スタッフに任せられるようになったとしても、1件顧問先が増えると私の負担は少なからず間違いなく増えるから。
また仮に私と同じコンサルを行うスタッフを雇用するとしても、この仕事はスタッフの育成に恐ろしいほど時間がかかります。
私は今に至るまで20年間仕事をして経験を積み重ねてきたわけですから、私と同等の仕事をする人を育てようと思うと少なくとも10年はかかるわけで。
だからこそ「最初の立ち上げは私がやるけれども、すぐに100%スタッフに任せられる、そして売上げが増えても私の仕事は増えない」という事業をやりたかったんです。
それが何なのかはわからない。でも機会があれば必ずやりたいな、とこれまたずっと考えていました。
この町は、ほっとけん!
こういったことをずっと考え続けて、アンテナを張り続けていたとき、とあるきっかけで京丹後市の間人にご縁がうまれます。
その「とあるきっかけ」というのは、事務所の福利厚生施設を間人に保有したこと。
最初は夏のキレイな海・冬の荒々しい海を眺めながら、ゆっくり過ごしたりゆっくり仕事したりできたらいいな、と思っていたのですが、そうこうするうちにずっぽりこの町の魅力にとりつかれました。
と同時にヨソ者の目から見て、「この町、10年後やばいな」というものが見えてしまったんですね。
町がやばくなると、町から人が消え、コンビニが消え、スーパーが消え、その他便利なものがどんどん消えていって、なかなか楽しむには不便な町となってしまいます。
それが時間の問題のように感じられて、この先ずっと自分がこの町で楽しみ続けるためには、この町なんとかしないといかんな、という使命感みたいなものが自分の中に生まれてしまったんですね。
そこに前述の「口だけコンサルは嫌!」「全然違う仕事がしたかった!」という積年の思いが重なり、「よし、やろう」ということになりました。
さらには、私は生まれも育ちもそして今も奈良の人間なのですが、この間人の町が歴史的に奈良と関係があることを知り、「これはオレに地域活性事業をやれ、ということなんだな」と勝手に思い込むこととなりました。
こうして頼まれもしないのに、間人の町で地域活性事業をやっています。
まぁ人も金も何もかも経営資源は乏しいですから正直たいしたことはできないわけですが、小さいながらも「何かおもろい動きがあるぞ」と示すことが大事だと思っています。
そんな動きがあることが広まれば、自然とそこには他の人も集まってきて、いろんなことが動き出します。
その口火を切ることがめちゃ大切。
そのうちいろんな動きが始まって、場合によっては大きな資本とかが入ってきて、私のやっていることなど埋もれてしまうかもしれません。でもそれで良いのだ!という思いでやっています。
どんなコンセプトでどんな事業を行っているのか、また展開しようとしているのか、そのあたりはまたの機会に改めて。