地域活性事業は、役所と補助金にたよらない。

間人の危機(?)を救うために、またやったこともない事業をやることになり、忙殺されて血反吐を吐くことになるのがほぼ確定した、未来創造マネジメント・umayado town の谷口です。
まぁ血反吐を吐かなくてもすむように、うまいことやろうと思いますが。
#詳細は現時点でまだ公表できませんので、また後日。

さて、地域活性に取り組んでいると、補助金頼みの事業を本当によくききます。
役所も「地域活性」の予算組みをしているので、やっきになって補助金を使ってもらおうとしてきます。
補助金、返さなくてもいいのでみんな大好きですよね。
かく言う私も恩恵を被っております。
でもここには本当にいろんな問題が隠れています。今日は「役所と一緒に事業をすること」「補助金事業」の抱える問題点について。

この写真はイメージです。この特定の役所を批判しているわけではありませんのでご注意を。

スピード感に欠ける

これはどんな事業についてもそうですが、
役所やその外郭団体や、役所と似たような体質をもった組織と一緒に事業を行うことは、原則全くオススメできません。
なぜなら思いっきりスピード感に欠けるから。
基本的に役所は、全員がそうだとはいいませんが保身体質なので、前例のないことをしたがりませんし、企画段階からナゾの予防線を張って、めちゃ腰が引けた状態になりがちです。
そしてなんせ問題が起こらないように形式を整えることを優先するので、とにかく一つ一つの事柄に対して面倒なことが多いのです。
そして場合によっては「議会を通さなければ」といったような話しになってしまうことがあります。
こうなると、この事業はいったいいつスタートできるのか、というものになってしまいます。

補助金も同じ。
事業なんてスピード感がとにかく大事です。
しかしそのための補助金を受けようと思ったら、まず締め切りまでに事業計画を作成して、締め切り後にその計画が審査されて、審査が通ると交付請求をして、その交付請求が通ってやっと事業開始です。この「事業開始」の瞬間まで、補助金にもよりますが、全く何も動き出してはいけないというものが多いんですよね。
こうやって文章で書くと「それだけか」と感じるかもしれませんが、実際この行程を踏んでいくのは恐ろしく時間のかかることで、余裕で半年とかかかります。逆に半年で行けたら相当いい方です。
こんなことやってると完全にタイミングを逸してしまいます。
補助金は返さなくてもいいお金の調達手段なので、なんとかしたい気持ちはわかりますが、何を優先すべきなのかということはよく考えるべきかな、と思います。

私の考える役所の本来の仕事

「産・官・学」という言葉があります。
もちろん皆さんご存じの通り、事業者と役所と大学などの研究機関が一体となって進めていく事業のあり方のことを指します。
最近は「産・官・学・金」(「金」は金融機関)という言葉も聞くようになりました。
「産官学で事業に取り組む」という話しや実例はとてもよく耳にするんですけれども、問題なのはこのとき「官」はいったいどんな仕事をしているのか、ということ。
そして多くの場合「官」がやっている仕事は、「補助金を出すこと」になってしまってます。
これってとても問題のあることだよなぁと思うのです。

役所としては補助金を出すことで事業に関わっている気持ちになるのでしょうが、本来事業に投資するお金を出すのは役所ではなく「産」である事業者であるべきですよね。
補助金の原資は、大切な税金です。そんなうまくいくともわからない事業に国民の血税をぶつけるのはどうかと思うのです。
もちろん私も補助金活用をしたことはありますが、これを強く認識しているので、その補助金事業に取り組むことを通して得られた利益から納める税金でもって絶対返してやる、と思ってます。
なぜ私が「役所がお金をだすべきではない」と言っているかというと、産官学連携事業だろうが何だろうが、事業というのは投資資金をいかに回収するかということですから、つまるところ乱暴な言い方をすれば、「博打」だからです。
そして「産・官・学」の中で金銭的な博打を張っていいのは、「産」だけです。「官」も「学」も博打をうっちゃいかんのです。

ではその中で「官」はどのような役割を担うべきかというとそれは、「産」が事業を行うにあたってその事業をスムーズに行うことができる法整備・条例整備その他の「地ならし」です。そしてその事業が法的におかしなことにならないようにするガードレールの役割です。これらは「官」にしかできないこと。
ある人が言ってました。
『「産」は挑戦者、「学」は予言者、「官」は良心でなくてはいかん』と。
全くその通りだと思います。
でも現実はまったく逆で、事業を補助金漬けにして、「その補助金の元で事業をしているのだからこんなルールを守れ、そして報告をせよ」とがんじがらめにしてきます。しかもそのルールは結構役所の都合であったりします。
事業がうまくいきにくいように制約をかけてどうするんじゃい、という感じです。

補助金はお金がかかる

私が補助金に対して批判的な理由のもう一つはこれ。
とにかくお金がかかる、ということ。
補助金は実際にその補助金の採択をうけた事業者に支払っている補助金だけが、その補助金にまつわる支出ではありません。

まず補助金の設計にお金がかかります。
補助金の内容の設計とその要綱作成などの人件費等、さらにはその補助金の存在を世に知らしめるための広報費です。
次に補助金の採択事業者を選定するまでにお金がかかります。
事業計画を提出してもらう、ということは、その計画を精査する専門家が必要です。
その補助金への申込者が多ければ多いほど、専門家の数は必要です。
さらにその補助金のサイズが大口であればあるほど採択に慎重を期するので、より専門性の高い人が必要になります。
ここにどれだけのお金が支払われているのかと考えただけで、空恐ろしい。
そして最後に、支払う段階でお金がかかる、ということ。
支払をするためには、その補助金の使途が正しく使われたかということを確認する必要があります。
その見積書から領収書まで、補助金を受け取った事業者側が用意するものも膨大ですが、その書類が膨大であるということは、そのチェック量も膨大である、ということです。
不備があると必ず連絡があるので、本当にちゃんとチェックをしているのだろうと思います。
これまたものすごい人件費が、ここに投入されていることを思うと、なかなかやりきれないものがあります。

一つの補助事業でこれら全ての支出まで含めるとどれだけの支出が行われているのか、そしてその内訳はどうなっているのか、聞いてみたいものです(調べればどこかにあるのかもしれませんが)

こんな理由から役所と共に仕事をすること、補助金に頼ることは、あまりよくないことだなぁと感じています。
補助金を積極的に使っている人からは相当批判を受けそうですが。
ただ、その補助事業が、その会社が本当にやりたいことであったり、そもそもやるつもりだった事業で、その内容に照らしてその補助金がたまたまバッチリはまるのであれば、補助金利用自体は悪いことではありません。
その補助金を利用することで、もしその補助金がなければ生まれなかった事業が生まれるのであれば、それはその補助金の意味があったということになりますから。

ただしその補助金を受け取ったからには、その事業を通してしっかりと利益を出して、経済効果と支払う税金で、必ずその補助金の倍額くらい返してやる、というだけの決意を持っていただきたいというのが、私の思いです。

今回のブログは以上になります!

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