ブログでの発信内容が、過去のものと被ることがあります。
今日はこんな、「何度も同じ内容を発信する」ということについて。
ブログを継続するために。
気が付けば半年以上続けているこのブログ、
もはや生活の一部と化しているだろうと思われるかもしれませんが、
いまだに日によってはなかなか苦労するというのが現実です。
10年続けている人でも、今でも苦労する日があると言っているので、
永遠にそんなものなんだろうと思います。
自分にとってのブログの役割を考えたときに、
これは毎日継続することに意味があることであると認識しています。
ですから苦労することはあっても、
「もうやめてやる!」とイヤになったことは今のところありません。
おそらく止めるという判断をするのは、
その存在意義が失われたときだろうと思います。
そういう意味では、意地でも今後一生続けていくということに
こだわりを持っているわけでもありません。
しかし今は、習慣化の一環でもあるわけですから、
これを続けていくのは自分の中である意味前提なのです。
そして習慣化を実現するために、
私が最も大切に考えている技術があります。それは、
「ハードルを下げる」
ということ。
これだけですべて解決するわけではありませんが、
習慣化の最も大きな敵の一つは
「面倒くささ」
です。
ですから、いかにハードルを下げるのか、下げる工夫をするのか、というのは
とても大切なのです。
そこでブログを書く内容について、
「ネタが被ることを恐れない」ということを大切にしています。
ブログを書く、ということにあまり身構えすぎないように。
今日にいたるまで、200近い記事を書いていますから、
正直自分もこれまでどんなことを書いてきたか、ちゃんと覚えていません。
たまに振り返ったときに、
「あれ?オレこんな内容のこと書いてたんだ」
と思うことが必ずあります。
ですからネタが被るのは当たりまえ。
そして基本的にブログは新しい記事から順番に並んでいますから、
新しく読み始めてくださった方は、過去の記事に辿り着けません。
これが「ネタが被ることを恐れない」ことの理由であり、
言い訳でもあります(笑)
本当に伝えたいから、何度も思い浮かぶ。
このブログの役割は自分に向けての意味合いも強いですが、
本来のブログとしての役割、つまり
不特定多数の方に情報をお届けする、という役割も当然もっています。
自分の経営に対する考え方や、生き方に関する考え方など、
それらを必要としてくださる方や共感してくださる方に、一人でも多く届けたい、
という思いは持っています。
ですからネタを考えているときに、
そのテーマがかつてブログにあげたことがあることであったとしても、
それが再び思い浮かぶということは、私自身がその内容を非常に重要視していて、
なんとしても多くの人に届けたいと心から思っていることだからこそです。
自身のブログの役割の一つが「考え方を届ける」ということである以上、
その届けたい内容を何度も発信することは必要なことであり、
なんら躊躇することではないと思うのです。
同じような内容のものでも、違った日に全く違った環境で書くと、
その視点や視座が変わっており、少し角度の違った内容にもなりますので、
その意味でも必要なことかなと思っています。
ですから、発信する内容が過去の発信と被っても、気にしないようにしています。
流石に毎週とか毎月とか出てくるとそれはどうかなと思うので、
それくらいのコントロールはするようにしていますが。
相手に届けるにも回数が必要。
これはブログの話しではなく、経営における話しでもあります。
自社の経営理念や、
経営を行ううえで大切にしている基本原則などが明確に定まっていて、
それを社内に浸透させることで社内の方向性を一つに定めていく、
ということを行っている会社があります。
経営のスタイルは人それぞれで、これといって正解のあるものでなく、
ちゃんと会社が維持発展されて、そこの社員や取引先その他取り巻く人たちが
みんな幸せになっているのであれば、それは一つの正解ですから、
必ず理念の浸透をゴリゴリ推し進めるということを是としているわけではありません。
しかしやはり、自社が一つの方向に向いて力を発揮していくためには、
社員全員が、少なくともその会社の最も大切にしている考え方は
共通認識として持っておくべきだろうと思います。
その部分である一人の社員が
「私はそうは思いませんよ」ということになると、
その会社が外部に向けて発信している思いなどもウソになってしまいますから。
ですから経営者は必要に応じて、
自社がどんなことを大切にして経営を行っているのか、
それをいかに日常の業務に反映させるのか、ということを
社員に伝えなければなりません。
浸透していないな、
伝わっていないな、
行動が伴っていないな、と感じるのであれば、
何度も伝える必要があります。
こんな場合には、
「回数」というのがものを言います。
「いつも言ってることだし、また言ってると思われるのもイヤだな」
と考えてしまいがちですが、
くどいくらいでちょうどいい、のだろうと思います。
それぞれの社員さんの適正にもよりますが、
一度や二度伝えたくらいで、簡単に理解してもらえるものではありません。
だから重ねて何度も発信することを恐れてはいかんのです。
その内容が、それを発信する経営者自身の肚にちゃんと落ちていて、
経営者自身がそれを体現し実践できているのであれば、
くどいこと自体に対する反感は生まれて来ることはありません。
「あの社長、同じこと何回も言ってるわ」と思われるだけですw。
その言っている内容が当たり前に正しいことなのであれば、
それは悪い意味での「洗脳」ではありません。
また、会社の最も大切な考え方にどうしても合わない人は、
その過程で居心地が悪くなって自主的に辞めていきます。
人が辞めることは悲しいことではありますが、
考え方が合わない会社にその人が所属していること自体、お互いに不幸なことですから、
その状況を回避するという意味でもいいことだろうと思います。
自分のどうしても伝えたいことは、
何度でもいいので伝えましょう。
これはブログであっても、社員に対する言葉であっても
同じことだろうと思うのです。